Androidニュース&アプリ情報メディア

シャープマスク新製品「シャープクリスタルマスク」が発売。立体クリスタル形状でシャープなフェイスライン、防御力も強化

新型コロナウイルスの脅威にさらされ始めた昨年春、国内大手メーカー製マスクの入手が困難な状況下において未知の事業分野ながら不織布マスクの生産/販売に乗り出してくれた家電メーカーのシャープ。国内の工場で日本人が作ったマスクということで衛生面での安心感が高く、注文が殺到し、抽選に中々当たらず、購入しづらい状況が続いた。

<▲図:「シャープクリスタルマスク」の構造など>

一方で、コロナ禍といわれるようになってから約一年半が経過し、国内メーカー製のマスクも市場に潤沢に出回るようになり、シャープマスクでなくとも安心安全に使えるマスクを手軽に購入できる環境が整ってしまった。

シャープにとってはマスクの生産は本格的な営利事業にはできない規模の売上だと考えられるだけに、社会貢献/支援目的での継続だということは明白で、これまでの取り組みに感謝する声は大きいと思う。それでいて、身勝手だと重々承知しているが、今やシャープマスクに関心を寄せる方は減ってきてしまっているのではないかとも思う。

ところが、シャープはマスクの生産を止めるどころか、新製品の開発に取り組んでいたようだ。その成果が8日に登場した新製品「シャープクリスタルマスク」だ。デザイン面での進化、ウイルス等に対する防御力の強化など、改善点は多岐にわたる。

旧シャープマスクは不織布マスクとしての設計は決して高度だったわけではなく、耳周りの痛み軽減が特別考慮されているわけでもなく、とにかく「よくある標準的な不織布マスク」だった。ところが、新商品は様々な面で工夫が凝らされ、大幅に進化しているようだ。これなら新しいシャープクリスタルマスクを注文する方も増えるかもしれない。

<▲図:「シャープクリスタルマスク」の使用イメージ>

まず、シャープクリスタルマスクでは、立体クリスタル形状を採用することで、フェイスラインをシャープに演出できるようになった。立体クリスタル形状とは、具体的には六角形をベースとしたもので、フェイスラインがシャープに見えるだけでなく、口元の空間をしっかりと確保できる。呼吸が多少荒くなる運動時などでも鼻/顔に張り付きにくいだろうし、女性ユーザーの場合には、マスクへの口紅や化粧の付着も軽減される。

<▲図:「シャープクリスタルマスク」のイメージ図>

衛生面の対策としては、PM2.5、花粉、ウイルス飛沫、微粒子の侵入を99%以上カットする4層構成の不織布フィルターを採用している。しかも、最も外側の不織布には、無機(銀)系の抗菌剤が配合されていて、銀イオン(AG+)の作用によって、マスク表面での細菌の増殖を抑制するという。

<▲図:「シャープクリスタルマスク」の防御力について>

また、日常安心して使いやすく、さらには持ち運びもしやすいように1枚ずつ個別包装されている。

下に掲載した公式の紹介動画によってシャープクリスタルマスクの構造や特徴が一目でわかると思う。


ただ、価格はやや高めで、5枚入りが699円(税込、送料別)、15枚入りが1,980円(税込、送料無料)となっている。送料無料なので明らかに15枚入りの方がトータルでは安価だが、それでも高めなので、手を出しにくい部分はある。しかし、マスクはとにかく人によって顔、頭の形状から合う合わないがハッキリと出る商品で、合わない場合には耳周り、ほほ、目の下、顎など、いずれかの場所に痛みが生じることもある。それだけに、現在使っているマスクに不満がある方にとっては、シャープクリスタルマスクは解決策になりうる存在かもしれない。同系統のマスクでも微妙な違いで合わないこともあるので、本当にマスク選びは難しい。それだけに選択肢が増えるだけでも嬉しい。

また、定期購入タイプの「定期便サービス」も用意され、その場合には15枚パッケージが1,880円(税込、送料無料)と、通常販売と比べて100円安くなっている。

情報元、参考リンク
シャープ/不織布マスク公式サイト
シャープ/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. <編集後記>
    シャープマスクは私もしばらくの間は全く当選しませんでしたが、凄まじい数の応募があったとのことで、それも仕方ないですよね。今回は昨年春とは状況が異なりますので、今回の製品にどれくらいの関心が集まるのか気になりますが、確実に進化しているのは良いですね。

    返信削除