Androidニュース&アプリ情報メディア

ワイモバイル、新製品発表!Android 11搭載、京セラ製スマホ「Android One S8」を12月中旬以降に発売へ!

ソフトバンクは9日、「ワイモバイル」向けの新製品「Android One S8」(京セラ製)を発表した。発売時期は12月中旬以降の予定で、具体的な発売日や価格は準備が整い次第明らかにされる予定。
<▲図:Android One S8。左から順にホワイト、ペールブルー、ブラック>

Android One S8は、「Android One」シリーズの新機種で、発売時点でAndroid 11を搭載し、将来的に少なくとも2年間で1回以上のOSアップデートが提供されることと3年間に及ぶ毎月のセキュリティアップデートの提供が保証されている点が大きな魅力。そしてもちろん最新機種として、ハードウェア面での魅力もいくつか備えている。

現在の日本市場における多くの既存製品と比べて、一足先にAndroid 11を体験できることが、まず一つの魅力だ。

そしてAndroid Oneシリーズは、Googleの「Pixel」シリーズに近いレベルのシンプルさも特徴の一つとなっている。プリインストールアプリが少なく、せいぜいワイモバイルの通信サービスを利用する上での各種アプリくらいなので、ピュアなAndroidスマートフォンを求めている方などに向いている。

ハードウェアに関しても、それほどの独自色はなく、とてもオーソドックスな作りだ。

それは他のAndroid One製品でも同様だが、それでいてメーカーによる違いは多少あるし、同一メーカーの製品でも機種によって当然違う。Android One S8の場合は、やや大型のフルHD+のディスプレイに泡ハンドソープなどでの洗浄対応、デュアルカメラ構成の背面カメラが特徴だと言える。

Android One S8のディスプレイはサイズが6.26インチで、解像度が2,280 x 1,080ドットのTFT液晶。ディスプレイの表示品質は実機を確認しないと分からないが、解像度はフルHD+だし、日常用途には十分なクオリティはありそうだ。

CPUはMediaTek製のMT6768オクタコアで、メモリは4GB、ストレージは64GB、バッテリー容量は4,100mAh、ボディサイズは約162 x 76 x 8.7mm、重さは約169gとなっている。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠で、モバイル通信では4G LTE対応で、理論的な通信速度は最大で下り側が112.5Mbps、上り側が46Mbpsとなっている。カラーバリエーションはホワイト、ペールブルー、ブラックの3色だ。

スペックは全体的にそれなり、といった感じなので、価格設定も安価なレベルに収まりそうだ。

洗浄対応に関しては、泡タイプのハンドソープやボディソープに対応しているという。新型コロナウイルスの脅威がある昨今では大きな魅力の一つになりそうだ。ただし、ハンドソープ等に対応する他の製品でもそうだが、ある程度は洗浄方法に基準があるので注意して欲しい。Android One S8の場合は下記のように説明されている。

「国内メーカー製の泡タイプのハンドソープ/ボディーソープを柔らかい布に付けて、スマホの汚れを拭き取ってください。泡が完全になくなるまで、やや弱めの流水ですすいでください。種類の異なる泡ハンドソープ/泡ボディーソープを混ぜないでください。キッチン用・業務用・無添加・アルカリ性のハンドソープ、業務用・無添加・アルカリ性のボディーソープや、石けん、洗剤、入浴剤、シャンプー、リンス、洗顔料、メイク落とし、歯磨き粉などを使用しないでください。付着した場合にはすぐに水で洗い流してください」

Android Oneシリーズは、エントリークラスからミドルクラスのスペックで構成されるのが常で、Android One S8もその傾向を踏襲している。
そのため、最新のゲームを数多くプレイするようなユーザーには向かず、WebやSNS、ちょっとした写真撮影など、それほど多目的な使い方をしない人向けの製品だと言っていいと思う。それでも年々、徐々にスペックは向上してきており、今回のAndroid One S8はそれなりに使えそうな印象だ。

生体認証は顔認証機能のみで、指紋認証センサーは搭載していないので、その点は残念だが、機能を増やせば増やすほど価格も上がるので、致し方ないところ。

カメラはフロントに約800万画素のサブカメラを、背面側に約1,600万画素+800万画素の2眼構成のメインカメラを搭載する。後者の800万画素のカメラには135度の超広角レンズが採用されているので、それなりに使い勝手が良さそうだ。集合写真、記念写真、旅先での景色の写真などにも重宝しそうだ。

バッテリー容量は比較的大容量なので、長時間の連続駆動も期待できる。スペック上ではFDD-LTEでの連続通話時間は約930時間とされている。

最終的な判断は価格次第だが、今回のAndroid One S8は結構注目かもしれない。逆に、そこそこ高い場合には「Xperia 10 II」や「OPPO Reno3 A」と比べた魅力が乏しくなるため厳しいかもしれない。ともかく価格が気になるところだ。

【情報元、参考リンク】
ワイモバイルオンラインストア
ワイモバイル/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件