「Ingress」「Pokémon GO」の開発/提供で知られる米Niantic, Inc(以下、ナイアンティック)は6月30日、複数のタイトルを開発中であることを明かすと共に、その中の一つがドイツのCatan社、Asmodee社とのパートナーシップによって実現する「CATAN」(以下、カタン)であると発表した。
カタンのスマートフォン向けゲームの存在は昨年11月にCatan社から発表済みだったが、ナイアンティックが開発に関与していることまでは明かされていなかった。しかし今回、ナイアンティックが開発を担当することが判明し、同社が得意とする現実世界との融合が魅力的な形でカタンに導入されそうな期待感が高まってきた。
カタンはグローバルで人気のボードゲームで、ドイツ人のクラウス・トイバー氏がデザインした。すでに沢山のシリーズが発売されていて、日本も同様。しかも、デジタルゲームについても、すでにコンシューマーゲーム機で過去に何作もリリースされている。
カタンの舞台はカタン島という無人島で、この島をプレイヤーたちで開拓していき、最も開拓度合いの高いプレイヤーが勝利する、というのが基本システムだ。開拓にあたっては、木材や粘土、鉄や麦など、様々な資源が関わり、道路や家、街などを作っていく際に使われる。
今回はそのカタンのスマートフォン向けゲームが開発中で、近日中にβ版が登場する予定となっている。
すでに公式サイトも公開され、事前登録の受付も始まっている。関心がある方は忘れずに登録しておこう。
そして、そのスマートフォン版カタンでは、カタン島ではなく、現実世界とリンクした地球が舞台となる。当然、様々な資源がゲーム中にも登場し、それらは現実世界とリンクし、あちこちに散らばっている。プレイヤーは木材を求めて移動したり、鉄を求めて移動したりと、あちこちを実際に探索することでゲームを進めていく。
さらに、他のプレイヤーとの取引も導入されているため、例えば自分の家の近くでは羊毛が取れない、取りにくいという方は、羊毛を多く持っているプレイヤーとの取引で入手すればいい。
そのようにして様々な資源を得て、街を大きくしていくことになるという。そして、他のプレイヤーとチームを組み、グローバルで他のチームと競うことができるという。
イングレスもポケモンGOも大ブームとなったし、「ハリー・ポッター: 魔法同盟」も結構な人気を集めた。カタンもそれら人気作に続くブームを生み出しそうで、とても楽しみだ。
また、ナイアンティックはカタンを含めて合計で10以上の新しいゲームを開発中だと明かしているため、他の新作への期待感も募る。
【情報元、参考リンク】
・CATAN スマートフォン版公式サイト
・ナイアンティック/プレスリリース
CATAN®, CATAN World Explorers®, and the "CATAN Sun" marks are trademark properties of CATAN GmbH (catan.com).
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