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メルカリ、マスクの出品を一律で禁止へ。悪質な転売や違法出品でなくとも全て禁止

メルカリは10日、フリーマーケットアプリ/サービスである「メルカリ」において13日より「衛生マスク」(以下、マスク)の出品を一律で禁止し、出品を削除すると発表した。

同日、「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定され、市販品の取得価格を超える価格でのマスクの販売については一年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が課せられることが決まった。この措置は15日以降適用される。

しかし、メルカリでは施行前の13日より、マスクの出品/販売を一律で禁止する。

法律的にマスクの転売が問題となるのは市販品の取得価格以上の値での販売とされているため、例えば取得価格より安価での販売は違法とはならない。それこそマスクの寄付も当然違法ではない。

ところが、悪質な転売事例の一つとして、マスクをおまけとして出品するなどの抱き合わせ手法も登場しており、規約の抜け穴を見つけ出し、あの手この手で高額転売を試みる例が見受けられている。

また、15日以降にマスクを出品した場合、悪意なく、意図せずに違法行為になってしまう事例が出てくる可能性も考えられる。花粉症のため1年前に大量購入したマスクが余っているので出品しようとしたものの、購入価格を覚えていなくて、また今年の市販価格も調べずに、適当に安めの価格設定をしたつもりが、実は若干高かった、といった例も、あり得ないことはない。

他にも現時点では考え付かないものの、何らかの形で意図せずに違法行為に該当してしまう、ということはあるかもしれない。そうしたトラブルも極力起きない方がいい。

そこでメルカリではそうした例も考慮し、最終的にマスクの一律禁止措置を決定したようだ。

しかも、禁止されているマスクには個人が自作したものも含まれるので注意して欲しい。また、他の商品のおまけ、すなわち他の商品との抱き合わせ出品も一律禁止となる。

【情報元、参考リンク】
メルカリ/新型コロナウイルス感染拡大に伴う衛生マスクの出品禁止について

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