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必見! 丁寧な作りのNHK特番「最速に挑む! ホンダF1はなぜ勝てたのか」のネット配信開始!新規・休眠ファンにもオススメ!

新年一本目の記事がAndroidと特に関係のないものとなってしまいますが、個人的にとてもオススメのコンテンツなので、是非にと。NHKは1日1日、BS1においてホンダのF1活動をテーマとした特番を放送しました。しかし、BS視聴環境がないと見ることができない……と諦め掛けていましたが、インターネット配信が始まりました! パソコン、スマートフォン、タブレットなどで誰でも手軽に視聴できますし、テレビへ出力して楽しむこともできます。


配信プラットフォームは「NHKオンデマンド」で、一つ一つの番組ごとの単品購入が可能なので、月額プラン加入者でなくとも220円(税込)で視聴できます。

この番組はホンダのF1活動を特集したものですが、お世辞抜きで素晴らしい番組に仕上がっていました。

F1の放映権の関係でNHKがレース映像を使えているのかという不安もありましたが、ちゃんとレース映像も含まれています。そして、ホンダのF1復帰後の初勝利をレッドブル、マックス・フェルスタッペンと共に成し遂げたオーストリアGPのハイライトもしっかりと収録されています。

今後何年間もファンの記憶に残るであろう印象的な無線「エンジンモード11、ポジション5」のシーンももちろん紹介されています。

この番組は2019年シーズンをホンダ視点で追った総集編を兼ねたような内容となっていますので、総集編として見るのもアリです。そして、初心者、新規ファン候補の方々でも理解できるよう、最低限のことは適切な言葉で説明してくれていることです。その匙加減が素晴らしいです。長年のファンが聞いても邪魔にならず、初心者が聞いたらある程度分かるだろう、という、ちょうどいい塩梅に見えます。ホンダ陣営だけでなく、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフのインタビューなどもあります。

番組を見終えると、NHKの制作陣にはかなりのF1好きがいることが容易に想像できます。そして丁寧な取材がなされていることも伺えます。

ホンダのパワーユニット(エンジンを中心とした動力コンポーネントで構成されるユニット)がどのように信頼性を向上させ、パワーを上げてきたか、開発の裏話もしっかりと取材されています。難題の一つだったと言われる「MGU-H」のシャフトの共振問題がホンダジェットのエンジン開発部門の協力で一発解決した話も登場します。シャフトを支持するベアリングの数や位置の変更、シャフトの径を場所によって変えるなどのアイデアはホンダジェット部門からです。

オールホンダで取り組むことでホンダのパワーユニットの信頼性が大きく向上したことはF1ファンの誰もが知るところでしょう。2019年シーズン、レッドブル・ホンダは一度もパワーユニット起因のトラブルでのリタイアがありません。確たる信頼性をベースに、パワー向上も実現し、今や2020年シーズンでのタイトルへの挑戦が現実のものとなっています。

さて、そのNHK特番「最速に挑む! ホンダF1はなぜ勝てたのか」ですが、前編と後編に分けての配信で、それぞれが110円で単品販売されています。会員登録自体は無料でできるので、必要なの出費は合計で220円です。月額プランの「見逃し見放題パック」(月額990円)に入っている方の場合は追加課金なく視聴できます。

将来的にNHK BSで構わないのでNHKがF1をテレビ放送してくれれば、と思わせられる出来です。

全セッション配信やF2、F3などもあるのでDAZNを解約するつもりはありませんが、やはり新規ファンが増えないことには先細りですので、無料テレビ放送というのはとても重要だと思います。

なお、今回の番組はスマートフォン、タブレットの場合、Webブラウザでも「NHKオンデマンド」のアプリでもどちらでも視聴できますが、頻繁に利用することがないのであればWebブラウザでの視聴が気楽でしょう。画質はWebブラウザでもアプリでも最大で「HD」です。「フルHD」での視聴ができないのは残念ですが、十分不満なく視聴できるレベルです。

いずれにしても相当なオススメ番組なので、既存のF1ファンはもちろん、長く離れている休眠ファン、ちょっとは感心があるという潜在的な新規ファン、誰にでもオススメです!

【情報元、参考リンク】
NHKオンデマンド/BS1スペシャル 「最速に挑む! ホンダF1はなぜ勝てたのか」(前半)
NHKオンデマンド/BS1スペシャル 「最速に挑む! ホンダF1はなぜ勝てたのか」(後半)

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