KDDIと楽天が通信、決済、物流などで提携。楽天の携帯電話サービスでは当面は一部エリアを除きau回線を利用

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KDDI及び沖縄セルラーと楽天は1日、決済、物流、通信ネットワーク分野において両社が保有する様々な資産を相互利用し、それぞれの事業領域におけるサービスの競争力を強化していくと発表した。両社の提携分野は楽天が2019年10月から提供予定の携帯電話サービスにも及ぶ。

<▲図:両社の協力分野について>

楽天の携帯電話サービスでは当面、auの回線網を活用する。もちろん自前のインフラ整備も進めるが、サービス提供開始時は東京23区、大阪市、名古屋市を除く全国エリアにおいてauの回線網を利用することになるようだ。これによって楽天の携帯電話サービスは提供開始時から全国エリアでの利用が可能になる。

この件に関して、KDDIと楽天は、2026年3月末までのローミング協定を締結している。

楽天へのKDDIのインフラ提供は2026年3月末で終了するため、楽天は2026年4月以降は完全に自前の通信インフラでサービスを提供する、ということになる。ただし、自前のインフラへの切り替えは2027年4月以降に行われるのではなく、2026年3月末までの間、整備が完了したエリアから順次行われる。すなわち早く整備が終わったエリアでは2026年4月を待たずに楽天の自前インフラを使った携帯電話サービスを利用することになる。

そして、両社の提携は通信分野だけでなく非常に多くの分野に渡る。

決済サービス分野でも協力するわけだが、楽天は電子マネーの「楽天Edy」、クレジットカードサービスなど様々な決済手段をすでに提供中だ。現在各社が参入しているQRコードをスマートフォンの画面に表示させるタイプの決済サービスについても「楽天ペイ」において対応している。

一方のKDDIも「au WALLET」「auかんたん決済」などのサービスを提供中で、QRコード決済サービスについても2019年4月より「au PAY」を提供開始予定となっていて、両社のサービスは競合関係にある。楽天は今後、楽天ペイをはじめとした決済プラットフォームや加盟店網をKDDIヘ提供する。これによって、KDDIは楽天グループが直接契約している全国約120万箇所の加盟店等を活かすことができ、au PAYを一気に拡大展開できる。

両社は各種決済サービスの相互利用を促進し、キャッシュレス社会の実現とユーザーの利便性向上を目指すという。

次に物流サービス分野だが、KDDIが運営する総合ショッピングモール「Wowma!」に対して楽天の物流サービスが2019年4月より順次提供されるという。楽天は「楽天市場」において、商品の注文から購入者に届けるまでの仕組みを一気通貫で管理できる物流サービス「ワンデリバリー」構想を掲げ、「楽天スーパーロジスティクス」や「Rakuten EXPRESS」をはじめとする施策に取り組んでいる。それら楽天のノウハウ/サービスが導入されることでWowma!は便利になるのかもしれない。


このように様々な分野で協力する両社だが、楽天が新しく始める携帯電話サービスに関して言えば、au回線で補うことでサービス提供開始時から全国どこでも問題なく通信できる品質を担保できるわけで、楽天の携帯電話サービスを早期契約することへの壁はかなり低くなる。最終的にどのような形でスタートするのか今から注目だ。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース
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