Androidニュース&アプリ情報メディア

【島田純のMobile×Travel】第87回:Android 7.0に更新されたGalaxy S7 edgeの新機能を紹介

ドコモおよびauから発売されているGalaxy S7 edge向けにAndroid 7.0へのOS更新を含むソフトウェ更新が提供開始されたので、普段使いしている筆者のGalaxy S7 edge SC-02H(ドコモ版)をさっそくAndroid 7.0へ更新してみました。

<▲図:ドコモ版のGalaxy S7 edgeをAndroid 7.0へソフトウェア更新>

Android 7.0の目玉機能の一つは「マルチウィンドウ機能」です。マルチウィンドウ機能は、その名の通り複数のアプリケーションを分割して一画面に表示する機能で、画面サイズが大型化する傾向にあるスマートフォンやタブレットをより便利に利用することができるようになります。

マルチウィンドウ機能は「Android 7.0の目玉機能の一つ」と紹介しましたが、Samsungのスマートフォンでは従来機種より独自機能としてマルチウィンドウ機能に対応していました。日本向けに販売された機種では「GALAXY Note Ⅱ SC-02E」(2012年11月発売)からマルチウィンドウ機能がサポートされるなど、Galaxyユーザにとっては既にお馴染みの機能。あまり大きなインパクトがあるとは言い難いでしょう。

マルチウィンドウ機能を利用すると「旅行中に現地情報をWebブラウザで調べながら、Google Mapsを使って目的地に移動する」あるいは「海外など慣れない土地の公共交通機関でGoogle Mapsを使って"乗り過ごし"をしないように現在地をチェックしながら、SNSを利用する」というような使い方が手軽になり便利です。

<▲図:Galaxy S7 edgeのマルチウィンドウ機能。
Webブラウザ + GoogleMapsの例>

Android 7.0への更新を行ってから数日間、Galaxy S7 edgeを使ってみました。マルチウィンドウ機能以外にも複数の機能が追加、また仕様が変更されていたのでそれらについてもご紹介します。

一つ目は、音声通話中にカメラが利用できるようになりました。

ドコモが発売するスマートフォンでは、恐らく盗撮防止などの観点から、音声通話中はカメラを利用できない仕様の機種が多くなっていましたが、Android 7.0に更新したGalaxy S7 edge(ドコモ版)では、音声通話中でもカメラを利用して写真撮影ができるようになっています。

<▲図:音声通話中にカメラ起動→写真を撮影できるように>

<▲図:音声通話 + カメラをマルチウィンドウもok>

音声通話中にカメラを起動→写真を撮影する用途としては、待ち合わせ中の相手に音声通話で「いまどこ?」と会話でのやりとりをしている最中に、周囲に見えるものや景色を撮影→別途SNS(FacebookメッセンジャーやLINEなど)で送信して、音声通話で伝えるよりもカンタン・確実に場所を伝える方法としても活用できるほか、家族に買物を頼まれた際や頼んだ際に「購入する商品はコレであってる?」というような確認にも利用でき、音声だけでは伝わりにくい情報を補完するのに便利です。

最新のスマートフォンでは、音声通話中でもLTEデータ通信が途切れることのない「VoLTE」に対応する機種が多くなっているだけでなく、MNOの提供する通話定額サービスの拡充や、LTEデータ通信の対応エリアも従来と比べて格段に広がっているため、音声通話(VoLTE)を使いながらカメラ+データ通信が活用できる機会が増えています。

また、カメラ起動中に縦にスワイプすることでカメラのフロント/リアを切り替えることができるようになり、フロント/リアの切替が片手操作で完結できるようになり、従来よりもカンタンになりました。

画面OFF時に時計やカレンダーを表示できる「Always On Display」は、通知アイコンをダブルタップすることで各種アプリケーションをダイレクトに起動することができるようになったほか、カレンダー情報と連携して「この後の予定」を最大3件表示できるようになりました。Always On Displayに関する設定は、設定→ディスプレイ→Always On Displayより変更が行えます。

<▲図:進化した「Always On Display」。
アイコンをタップでアプリ起動。カレンダー情報が表示可能に>

このほか、新たに追加された「パフォーマンスモード」では、ゲームや高画質映像を楽しむための「高パフォーマンスモード」も用意されており、スマートフォンでゲームや高画質映像を快適に楽しむことができるようになっています。ただし、高パフォーマンスモードはバッテリーの消費が激しくなっているので、バッテリー残量には注意が必要です。

<▲図:高パフォーマンスモードはバッテリー消費も大きい>

さまざまな機能が新たに追加されたGalaxy S7 edgeですが、ソフトウェア更新によって「おや?」と思うような仕様変更もいくつか。次回はソフトウェア更新で「戸惑ったこと」などを紹介予定です。

【関連リンク】
サムスン電子


記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler

ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。

「島田純のMobile×Travel」の他の記事はこちら
本コラムは毎月第1・第3火曜日更新予定!

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件