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ソフトバンク、Android搭載モバイルプロジェクター「モバイルシアター」を発表。AndroidアプリのほかHDMI入力、Miracast等で外部機器の映像投影が可能

ソフトバンクモバイルは19日、「ソフトバンク」ブランドの新製品として、LTEに対応し、Androidを搭載したモバイルプロジェクター「モバイルシアター」(ZTE製)を9月以降に発売すると発表した。

モバイルシアター。最大で120インチまで投影可能。右写真は展示会場での投影例。
照明下だったのでさすがに薄くなっていた。しかし、200ルーメンあれば暗い場所では十分。

モバイルシアターは、HDMI入力端子、microSDカードスロット、USB端子を備えるため、例えばレコーダー/プレーヤー、ゲーム機、パソコンなどをHDMI入力端子に繋げてスクリーンに投影したり、microSDカード内の写真や動画を再生・投影したり、USBメモリ内のデータを投影、などといったことができる。

また、Miracastに対応しているので、他のAndroid機器、例えばスマートフォンやタブレットの映像をワイヤレスで出力することも可能だ。

さらに、OSにAndroid 4.4.4を採用しているため、Androidスマートフォンなどと同様に普通のAndroid端末として利用することもできる。本体には約5インチ、1,280×720ドットのディスプレイが搭載され、タッチ操作可能なので、このディスプレイを使ってスマートフォンのような操作が可能だ。

そのため、モバイルシアターにゲームなどのアプリを入れて、スクリーンに投影して遊ぶ、ということも、さすがにゲームの場合はプレイしにくいかもしれないが、可能ではある。YouTube、HuluやU-NEXTなどの動画サービス/アプリであれば、Google Playからインストールして、楽しむのにちょうど良さそうだ。

Android搭載端末なのでGoogle Playからアプリをインストールできる。

投影サイズは最大で120インチで、最大輝度は200ルーメン。出力解像度は最大でHDだ。

200ルーメンがどの程度の輝度かというと、一応照明のある室内などでも見えるレベル。しかし、ビジネス用途でプレゼンに使う場合などで、あまりカラーを気にしなくていいなら問題ないが、動画を落ち着いて視聴する場合などには、やはり室内照明があると薄くて見えにくいので、明かりを落とした方がいい。暗い部屋であれば問題なく視聴できるレベルだ。さすがに据置型のプロジェクターと比べると輝度は落ちるので、その点には注意が必要だ(据置型のプロジェクターの場合は最近は低価格モデルでも十分輝度が高いので照明下でも問題なく視聴できる。モバイルプロジェクターの場合、さすがにそこまでは要求できない)。

スクリーンとの距離が近く、投影サイズが小さい場合は密度が上がるので画像は精細に見える。
写真ではかなり薄く見えるが実際にはもう少しハッキリ見えた。暗い場所なら問題ないはず。

また、このモバイルシアターは「SoftBank 4G LTE」と「SoftBank 4G」に対応したモバイル通信機能も備えているので、本体だけで通信が可能となっている。外出先でも本体のみでネットワークに繋ぎ、データ通信ができる。

さらにテザリングが可能なので、モバイルWi-Fiルーターとしての利用も可能となっている。

搭載バッテリーは6,300mAhで、投影に関してはバッテリー駆動時で最大で約3時間ほど可能となっている。もちろん、家やオフィスなど電源が取れる場所ではコンセントから電源を取った方がいいだろう。

バッテリー容量が大きいので、外出時にスマートフォン等のモバイル機器を充電できるよう、モバイルチャージャー機能も搭載している。要するにモバイルシアターのバッテリーをスマートフォンなどにお裾分けできる。

前述したようにOSはAndroid 4.4.4で、CPUはQualcomm MSM8974クアッドコア2.0GHz、メモリは2GB RAM、16GB ROM、モバイルネットワークはW-CDMA(900MHz/2.1GHz)、FDD-LTE(900MHz/2.1GHz)、AXGP(2.5GHz)に対応し、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetoothは4.0、本体サイズは約131×134×33.3mmで、重さは約579gだ。

個人で家や外出先で使うのはもちろん、ビジネス用途でも使えるはずだ。

後ほど実機のレポート記事を別途用意したい。

モバイルシアターの発表スライド。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース(PDF)
ソフトバンクオンラインショップ

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