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KDDI子会社がMVNO事業開始。au 4G LTEを利用する「UQ mobile」を12月18日より提供。月額980円から。スマホ2機種「KC-01」と「LG G3 Beat」も発売

KDDIは8月下旬、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)事業を推進するために新会社「KDDIバリューイネイブラー株式会社」を設立したことを発表しているが、そのKDDIバリューイネイブラーから通信サービス「UQ mobile」が11日に発表された。


具体的には、KDDIバリューイネイブラーと沖縄バリューイネイブラーは18日より、auの4G LTEに対応したMVNOサービス「UQ mobile」の提供を開始する。

現在のMVNO市場では多くの企業がNTTドコモ(以下、ドコモ)の回線を借り受けて格安通信サービスを提供している。もしくはUQコミュニケーションズのWiMAX/WiMAX 2+やワイモバイルの回線などが使われている。

今後はauの回線網を使ったMVNO事業者も増える見込みで、KDDIはMVNO事業をKDDIバリューイネイブラーを介して推進していく。今回の「UQ mobile」はそのKDDIバリューイネイブラーが自ら提供するサービスで、今後はこの「UQ mobile」をベース、すなわちKDDIバリューイネイブラーを介してau回線を借り受けて通信サービスを提供する、他の企業も出てくる見込みだ。

さて、その「UQ mobile」では、まずは4つのプランを用意する。

月額980円の「データ高速プラン」、1,680円の「データ高速+音声通話プラン」、1,980円の「データ無制限プラン」、2,680円の「データ無制限+音声通話プラン」だ。「データ高速」タイプの場合は、月々2GBまでの通信は速度制限なく、下り最大150Mbps、上り最大25Mbpsでの通信が可能で、2GBを超えた場合は上下ともに最大200kbpsに制限される。「データ無制限」タイプの場合は、月々の容量設定はないものの、上下ともに最大300kbpsになる。ただし、キャンペーン期間中は500kbpsだ。

全てのプランで「テザリング」は利用可能。

音声通話に対応したプランの場合、国内通話料は30秒あたり20円となっている。

また、音声通話に対応するプランの場合は最低利用期間が12ヶ月に設定され、その期間内に解約する場合は、契約解除料が9,500円発生する。

そして、「UQ mobile」では、第一弾スマートフォンとして京セラ製の「KC-01」とLGエレクトロニクス製の「LG G3 Beat」の2機種を用意する。この2機種も18日に発売だ。


KC-01は約4.5インチのqHD解像度の液晶ディスプレイを搭載したAndroidスマートフォンで、OSはAndroid 4.4。メモリは1.5GB RAM、8GB ROMで、バッテリー容量は2,000mAh、メインカメラは約800万画素、サブカメラは約200万画素、ボディサイズは約64×128×11.1mm、重さ約133gといった基本仕様。ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信には非対応だ。

京セラならではの「スマートソニックレシーバー」を搭載し、クリアな通話ができるほか、防水・防塵仕様も備えている。

一方のLG G3 Beatは約5インチ、HD解像度の液晶ディスプレイを搭載したスマートフォンで、OSはAndroid 4.4。メモリは1GB RAM、8GB ROMで、バッテリー容量は2,460mAh、ボディサイズは約70×138×10.3mm、重さ約135gで、メインカメラは約800万画素、サブカメラは約130万画素だ。

画面をタップするだけでロック解除ができる「ノックコード」や、カメラにおけるレーザーオートフォーカスなどが特徴的な機能になる。こちらもワンセグ/フルセグ、おサイフケータイには非対応だが、NFC(情報取得のみ)と赤外線通信(リモコンのみ)はサポートする。ただし、防水・防塵には対応していない。

「UQ mobile」の端末購入・加入は「UQ mobileオンラインショップ」と家電量販店で行うことができる。対象量販店は、エディオン、ジョーシン、ビックカメラ、ケーズデンキ、ソフマップ、ヤマダ電機、コジマ、ノジマ、ヨドバシカメラだ。

【情報元、参考リンク】
UQ mobile
KDDIバリューイネイブラー/プレスリリース

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