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Formula 1 on Zumeの日本向けサービスが終了。ネットによるF1視聴は新サービスのフジテレビNEXTsmartのみへ

ソフトバンクグループで映像コンテンツ事業を展開するTVバンクは2月28日、同社が昨年から国内提供を開始した「Formula 1 on Zume」の日本向けサービスを終了すると発表した。

マルチウィンドウ表示が魅力だったFormula 1 on Zume

「Formula 1 on Zume」は英国のZume Motor Racing Limited(以下、Zume社)によるサービスで、F1の国際映像に加え、各車のオンボードカメラ映像、ピット映像などをマルチビューで視聴することができる。インターネット回線経由で配信されるサービスなので、インターネット環境さえあれば、PC、iPad、Android端末(※公式サポートはされていない。Flash Player必須)で場所を問わず手軽に視聴できることが魅力だった。

メイン映像となる国際映像に加え、最大で3つまで小ウィンドウを表示し、計4つのモニターでレースや予選などの中継を視聴できる画期的なサービスだ。例えば、国際映像のライブ中継を見つつ、フェルナンド・アロンソやキミ・ライコネンのオンボード映像を表示し続けるような視聴スタイルが可能なので、特に、応援しているドライバーがいるファンにとっては貴重なサービスだったはずだ。

また、決勝レース終了後28日間まではアーカイブ映像が保存され、いつでも視聴できることも魅力の一つ。ライブ中継を見逃しても、後から好きな時間に視聴できるので、夜中の開催となるブラジルGPなどは特に便利だといえる。

このサービスをTVバンクはZume社と提携し、日本市場向けにも提供開始したのだが、わずか1シーズンで終了することになった。

今後、F1をインターネットで視聴するにはフジテレビが3月14日から提供開始するインターネット有料チャンネル「フジテレビNEXTsmart」を利用するしかない。

フジテレビは3月14日から24時間総合編成のインターネット有料動画配信サービス「フジテレビNEXTsmart」を提供開始する予定で、このサービスでF1を視聴することができる。このサービスでは、F1の全セッションを生放送するほか、生放送終了後から一定期間は見逃し配信も行われる。生放送を見逃したとき、都合のいいタイミングで視聴したり、見直すことができるようになっている。

ただし、「Formula 1 on Zume」のように、視聴者が自由にビューを表示できるサービスではなく、あくまでもCSの放送内容をベースに配信されるサービスなので、応援しているドライバーのオンボード映像を表示し続けておくようなことはできない。

とはいえ、BS/CS環境のない方にとっては貴重なサービスだろう。料金は月額1,200円で、3月14日から3月31日までは無料キャンペーンも実施される。

【情報元、参考リンク】
TVバンク/プレスリリース
フジテレビNEXTsmart

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