オンライン動画配信サービス「Hulu」を運営するフールージャパンLLCは15日、アマゾンが提供する電子書籍リーダー「Kindle Fire」シリーズにおいてHuluの提供を近日中に開始すると発表した。
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| Kindle Fireシリーズ向けのHuluアプリ |
HuluはPC、Android/iPhone/iPadなどのスマートデバイス、Wii/Wii UやPlayStation 3、Xbox 360などのゲーム機、テレビ、セットトップボックスなど様々な機器で利用できるサービスだが、新たにKindle Fireシリーズもサポートする。Huluのサービス概要は後述する。
Kindle Fireシリーズ向けのHuluアプリの特徴には主に次の4点がある。
- 1. 作品を簡単に探し当てることが可能
- 2. 作品の自動再生機能を搭載
- 3. 「キッズロック」機能を搭載
- 4. キャプション切替機能を搭載
1と2については他のプラットフォームでも同様であり、「テレビ番組」「映画」などのカテゴリーから番組を探していくことが可能なメニュー体系、そして作品を続きから再生できる機能だ。
3は最近になってバージョンアップされたAndroid版でも利用可能になった機能で、キッズ向け作品のみを表示することができる機能だ。キッズ向け以外の作品のページにはパスワードを入力しないと移動できないので、子供向けにKindle Fireを使わせる際に便利に利用できる。
4は、字幕を切り替えできる機能で、日本語と英語の両方の字幕が用意されている作品の場合、それらをいつでも手軽に切り替えることができる。この機能も最近Android版にも搭載された。
Kindle Fire向けのHuluアプリは「アプリストア」の「エンターテイメント」カテゴリーから無料でダウンロードすることができる。
■Huluとは？ 加入前にチェックしたいことなど
Kindle Fireシリーズで初めてHuluを楽しむ、という方向けにサービス概要を簡単に紹介しておくと、Huluは月額980円で動画が見放題のサービスだ。Huluの動画ラインナップ上にある動画は全て見放題であり、特定のコンテンツのみ追加課金というようなことはない。月額980円で全ての動画を見ることができるし、何回見てもいい。
また、マルチプラットフォーム、マルチデバイス対応のサービスであり、視聴端末は自分のアカウントにいくつでも登録できる。登録台数制限はないので、例えばPC、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など自分の持つ複数の端末でHuluを視聴できるようアプリをインストールしてしまって問題ない。ただし、同時に視聴できる端末は1台だけとなっているので、外出時に自分がスマートフォンを視聴している際に、自宅の家族が家のゲーム機で同じ時間にHuluを楽しむ、というようなことはできない。
とはいえ、プラットフォーム対応、マルチデバイス対応においてHuluは非常に優れており、視聴環境は本当に整っている。
そして気になるコンテンツのラインナップだが、まずHuluではラインナップは固定ではなく、随時削除・追加が行われている。例えば今で言うと米人気ドラマの「フリンジ」は1月にシーズン1、2月にシーズン2というような配信形態がとられており、いつどの作品が配信されるかは、その時次第だ。そのため、契約後に一定期間を経て、興味のある動画を見切ってしまった、という場合でも、随時ラインナップが変わっていくので、新しく追加されていく作品をチェックしていくことができるようになっている。
また、HuluのラインナップはPCのブラウザなどから下記リンク先にアクセスすれば事前に確認できる。加入検討の際はこのページで事前にラインナップを確認することが無難だ。
http://www2.hulu.jp/content?type_group=tv&country=all&genre=all
さらに、海外ドラマなど第1話は会員登録せずに無料で視聴できるものが多いので、最初にどのような画質、プレイヤーで視聴できるのか確認してみることをオススメする。筆者の場合は「GALACTICA／ギャラクティカ」（下記リンク先）の第1話を見て加入を決めている。
http://www2.hulu.jp/battlestar-galactica
また、「LOST」もオススメだ。こちらも第1話を会員登録せずに無料で見れる。
http://www2.hulu.jp/lost
筆者はHulu以外の動画配信サービスにも加入しているが、Huluは動画視聴においてメインになりうるサービスの一つとしてオススメだ。
【情報元、参考リンク】
・Hulu
