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Google、Android責任者の交代を発表。Andy Rubin氏は新職へ移り、後任はChrome担当のSundar Pichai氏が兼任へ

米Googleは13日(米国時間)、Android(アンドロイド)部門の責任者を交代すると発表した。これまで、同社でAndroidの開発を率いてきたのは、Androidの父として知られる、モバイル/デジタル コンテンツ担当上級副社長のAndy Rubin(アンディ・ルービン氏)。しかし、ルービン氏は今後、Androidから離れ、新しい仕事へ移ることになる。代わってAndroid部門を率いるのは、Chrome/Apps 担当上級副社長のSundar Pichai(スンダール・ピチャイ)氏だ。ピチャイ氏は今後、Android部門も兼任の形で率いることになる。

左:Andy Rubin氏、右:Sundar Pichai氏。

ルービン氏は2003年にAndroid社を設立し、2005年にGoogleに買収された際、それに伴いGoogleへ加入。GoogleでもAndroidの開発を率い、スマートフォン市場でナンバーワンのシェアを誇るプラットフォームへと成長させてきた。

現在、プラットフォームのシェアとしてはトップだが、アプリ・コンテンツ市場を見るとiOSとの二強時代と言える。とはいえ、もはや揺るぎないポジションを確立することに成功しただけに、新しいことへの挑戦を望むルービン氏にとっては情熱を維持することは困難なのかもしれない。ルービン氏は、自らを起業家だとし、新しいチャレンジに挑む時期が来たとしている。とはいえ、実際の退任理由はいくつかの要因が絡んだものかもしれない。

今後Android部門を率いるのはピチャイ氏だが、同氏はこれまでChromeの開発に取り組んできた人物だ。

ピチャイ氏がAndroid部門を兼任することで、Chromeとの連携が今まで以上に行われることにも期待される。

GoogleのCEOを務めるLarry Page(ラリー・ペイジ)氏は次のように述べている。

「アンディはこれまでの役目を他の者に譲り、Googleにおいて新しいチャプターを始める決断をした。アンディ、もっとムーンショット(※月ロケットを意味する言葉だが、ここでは、まるで夢のようなプロダクト・プロジェクトを意味する)を頼むよ!」

ピチャイ氏率いる今後のAndroidにも期待したいところだが、ルービン氏の今後のプロジェクトにも注目が集まる。

【情報元、参考リンク】
Google Official Blog/Update from the CEO

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