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UQ、WiMAXルーター新モデル「URoad-Aero」を発表。世界最薄8.4mm、重さ74g、連続通信12時間、タイマー予約機能付き

UQコミュニケーションズは6日、WiMAX対応モバイルWi-Fiルーターの新モデル「URoad-Aero(ユーロード エアロ)」(シンセイコーポレーション製)を発表した。URoad-Aeroは2月20日に発売予定で、同社オンラインショップでの販売価格は「UQ Flat年間パスポート」へ加入した場合、本体のみで4,800円、クレードルとのセットで6,800円となっている。本体自体の価格は17,800円、クレードルは2,980円だ。

URoad-Aero。右図のホワイトモデルはクレードルにセットした状態。

URoad-Aeroは、僅か8.4mmという極薄軽量ボディが大きな魅力の製品だ。モバイルルーターという製品ジャンルにおいては現時点で世界最薄だ。しかも、約74gと軽いので、携帯性には本当に優れている。縦横サイズは約106×63.8mm。

小型薄型軽量ボディながら2,090mAhの容量を持つバッテリーを搭載し、連続通信時間は約12時間と長い。連続ウェイティング(待受)時間は最大約20時間で、連続休止(待機)時間は最大約1,000時間だ。しかも、URoad-Aeroはバッテリーカバーを外して自分でバッテリーの交換ができるため、自由に予備バッテリーと交換できる点も嬉しい。

URoad-SS10とのサイズ比較。

約8.4mmの薄さ
URoad-Aeroは前モデル「URoad-SS10」から新しいチップへ変更され、省電力性能が改善されている。そのため、連続で最大約12時間の通信が可能という強力なスタミナ性能を持ちつつ、小型薄型軽量ボディを実現できた。しかも休止モードが1,000時間持つので、使わないときも電源を完全にオフにせず休止モードのまま気軽に放置できるのも便利だろう。

また、省電力関連の機能では、接続しているWi-Fi機器との接続が停止し、WiMAX通信がないときには自動的にウェイティング(待機)状態へ移行する機能を持つ。さらに、Wi-Fi機器からの接続があると即座に復帰するので、ウェイティング状態も含めれば、実質的な連続運用時間はかなりのものになる。ウェイティング時にはLEDが5秒おきの点灯になる。

そして、前出の休止モードも実用的だ。というのも非常に素早く起動できる「クイック起動」性能も持っているからだ。ウェイティングに加え、休止モードも実用できるので、上手く使えば長時間運用が見えてくる。



ネットワーク性能については、WiMAXはハイパワーに対応し、WiMAX通信の送受信において弱電界でも繋がりやすくなっている。また、公衆無線LANサービスへも対応し、「UQ Wi-Fi」「Wi2 300」を利用できる。Wi-Fi(無線LAN)はIEEE802.11b/g/n準拠で、同時接続台数は最大10台だ。ただし、URoad-AeroはUSBケーブル経由での接続も可能で、USB接続端末の台数も含めれば計11台を同時接続できる。しかも、USB接続モードでは充電しながらの通信も可能だ。

さらに、URoad-Aeroはタイマー予約機能「Aeroモード」を搭載する。

「Wi-Fiルーターでタイマー予約って?」と思うが、これはURoad-Aero本体に触らずとも、予め指定した時間になると自動で休止モードから起動したり、休止モードへ移行させられる機能だ。例えば、毎日決まった時間に出かける方の場合、タイマー予約しておけば、本体を操作せずに自動的に起動した状態で持ち出せる。Aeroモードの設定はスマートフォン向けアプリ「Uroad Magic」を使って行う。

ちなみに、URoad Magicでは、スマートフォン上でUroad-Aeroのバッテリー残量や電波状態の確認、休止状態や電源オフなどの操作、WAN側接続モードの切替などの操作ができる。

URoad Magic

そのほか、オプションとしてURoad-Aeroにはクレードルも用意されている。

クレードルにセットしたところ。

クレードルを使えば、有線LANの利用も可能だ。クレードルではルーターモードとアクセスポイントモードを切り替えて使うことができる。また、充電スタンドとして使うこともできる。

クレードル

URoad-Aeroのカラーラインナップはホワイト、レッド、ブラックの3色で、クレードルはホワイト1色の展開となっている。オプション品は他には純正バッテリー(直販価格3,500円)、ACアダプター(直販価格2,480円)、USBケーブル(直販価格980円)が用意される。URoad-Aeroのパッケージには本体(バッテリー含む)、ACアダプター、USBケーブル、クリーナー(布)、かんたん設定マニュアル、保証書、MAC&製造番号ラベルが同梱される。

クレードルは本体とLANケーブル、かんたん設定マニュアル、保証書がパッケージされている。クレードルのサイズは約114×53.6×55.7mmで、重さは約154gだ。

バッテリーを外してクレードルに本体とともに立てかけたもの。
本体サイズの厚みはほぼバッテリーのそれと同じことがわかる。それだけ薄いボディ設計となっている。
それでも筐体の弱さを感じるようなことはない。

7日に発売予定の「Aterm WM3800R」(NECアクセステクニカ製)とあわせて、この2機種は魅力的な新ラインナップになりそうだ。Aterm WM3800Rについてはこちらの記事にて試用レポートも公開している。また、URoad-Aeroも近日中に試用レポート記事を公開する予定なので、購入を検討している方の参考になれば幸いだ。

【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/プレスリリース
UQ WiMAXオンラインショップ
GMOとくとくBB WiMAXキャンペーンページ
@nifty WiMAX/WiMAX 2+キャンペーンページ
So-net モバイル WiMAXページ
BIGLOBE WiMAXキャンペーン

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