GREEで2012年4月26日から9月7日に未成年の一部ユーザーで上限額を超えて利用できる事象が発生していたことが判明

グリーは7日、同社が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス「GREE」において、未成年のユーザーの一部において利用上限額を超えて利用できる事象が発生していたと発表した。本事象が発生していた期間は2012年4月26日から9月7日で、現在はこの問題は解消し、さらに検証ツールを強化するなどの再発防止策も採られている。

本事象は前述の期間中、フィーチャーフォン向けのGREEにおいて、未成年のユーザーがクレジットカードによる支払いを選択していた場合に、利用金額の上限である15歳以下5,000円/月まで、16歳以上19歳以下10,000円/月まで、という制限を超えて決済できるよう状態となっていたというもの。

影響範囲は733名で、期間中の上限超過額は総額28,114,470円。

対象ユーザーにはコーポレートサイトおよびGREE内のお知らせ欄で告知するとともに、個別通知が送付される。そしてお問い合わせ、申し出があった場合には、手続きに従って料金を返還する。

この問題が生じた経緯は、2012年9月6日にグリーのカスタマーサポートにおいて、定期的に実施している顧客対応のための利用実態調査を行っていたところ、フィーチャーフォンを利用している未成年のユーザーの中に、クレジットカード決済で利用金額の上限を超えて利用している方が見つかり、調査をした結果、障害が発見されたという。

原因は、未成年の利用金額上限制限を導入する際に発生した不具合から、フィーチャーフォンにおけるクレジットカード決済機能への利用上限フィルタが正しく設定されていなかったことだという。

【情報元、参考リンク】
グリー/プレスリリース