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ドコモ、スマートフォンをさらに拡充へ。今夏モデルの約7割がXi対応に。らくらくスマートフォンも登場。発表は5月中旬予定

NTTドコモは27日、都内で2011年度決算(2011年4月から2012年3月)説明会を開催し、2011年度の期末決算概況と2012年度の取り組みについて報告を行った。その中で同社は2012年度もこれまでと同様にスマートフォンへ注力していくこと、及び高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応した端末ラインナップの強化を図る方針を明らかにした。

NTTドコモ2011年度決算説明会資料より(クリックして拡大)

気になる今夏の新モデルは5月中旬を目途に発表される予定。

そこでは、Android(アンドロイド)スマートフォンの多彩なラインナップが披露される見込みで、例えば、「らくらくホン」シリーズのスマートフォン版である、らくらくスマートフォンなども登場する予定だ。さらに、同社はXi対応端末の比率を従来以上に高め、今夏のスマートフォン新モデルの約7割がXi対応になるという。

2012年度通期ではスマートフォン全体のなかでXi比率は約6割になる見込み。

なお、同社は2011年度にスマートフォンを882万台販売。2012年度には1,300万台の販売を目指す。2010年度は252万台だったことを考えると、この2年で急激な伸びを示している。

Xiの契約数実績をみると、2011年度末では222万契約となっている。同社はこの数字を2012年度には1,000万以上にまで伸ばす目標を立てている。

しかし、同社がいかにXi対応端末の強化を図ろうとも、現状ではXiを利用できるエリアは限られる。もちろん、Xi対応端末はFOMAにも対応しているので、通信自体はこれまでの端末と同様に問題なくできる。だが、できればXiの高速通信を享受したいところだ。

同社はXiのエリアが2011年度末の時点で人口カバー率約30%になったと発表した。全国政令指定都市に限れば人口カバー率は100%に達している。今後、対応エリアは拡大していく予定だが、2012年度末には人口カバー率約70%、2013年度末には約80%、2014年度末には約98%に達する計画だ。

イメージとしては、2012年度は全国の主要都市への展開が進むことになり、地方都市は2013年度以降の見込み。おそらくXiの利用者が本格的に増えるのは2013年度以降になるものと見られるが、多くのユーザーが端末を2年間は使うと考えれば、今夏辺りのモデルから乗り換えてくる方も増えるものと考えられる。




【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/2012年度(2013年3月期)決算説明会資料

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