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ドコモ、クラウドサービスにも注力。5月末をめどにメール翻訳機能を提供へ。日本語と英語・中国語・韓国語間の翻訳が可能

NTTドコモは27日、2011年度決算説明会を開催し、2011年度決算の概況と2012年度の事業計画を発表した。同社は2012年度もスマートフォンの販売拡大を目標とするとともに、高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」のエリア整備や関連サービスの充実化などに努める。

NTTドコモ2011年度決算説明会資料より(クリックして拡大)

同社はスマートフォンの普及に伴い、クラウドサービスの拡充にも取り組んでいる。すでに音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」、「通訳電話」などの提供を開始している(※通訳電話は試験サービス)。

クラウドサービスの場合、ネットワーククラウド上にあるシステムやデータにクライアント端末から都度アクセスする形で利用するようになっており、システムのバージョンアップ、機能追加・修正などがしやすい利点がある。さらに、クライアント端末も幅広いサポートが可能で、今後、様々なタイプのクラウドサービスがドコモから登場するものと期待されている。

例えば、「しゃべってコンシェル」の場合、ユーザーが音声入力したメッセージはクライアント端末内ではなく、クラウド上のシステムで解釈の処理がなされる。いちいち通信することは一見面倒なように見えるが、クライアント端末のスペックに左右されず、高度な処理が可能だという大きなメリットがある。

3月1日にサービスの提供が始まった「しゃべってコンシェル」は4月25日時点で総インストール数が約157万に達し、好評を博している。今後は知識Q&Aなどの機能が搭載される予定。

そして5月末をめどに新しいクラウドサービスとして「メール翻訳機能」が提供開始となる予定だ。

このサービスは日本語で作成したメールを外国語に翻訳して送ることができるものだ。また、外国語の受信メールを日本語へ訳して読むこともできる。対応する言語は日本語と英語・中国語・韓国語間の翻訳。

送信の際、ユーザーは日本語でメールを作成する。そのメールがクラウド上のメール翻訳機能システムで翻訳処理され、送られる。受信の場合も、やはりクラウド上のシステムで翻訳処理が行われ、翻訳されたメールが届く。翻訳の精度がカギになるサービスではあるが、機能としてはとても便利なものとなりそうだ。

詳細は後日発表される見込み。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/2011年度決算説明会資料

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