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ドコモ、他社のSIMフリー端末をドコモで利用する際の注意事項を公開。テザリング非対応機種の場合はパケット定額サービスの通常上限を適用

SoftBank 008Z
NTTドコモは31日、他社製スマートフォンなどの携帯電話機をドコモのSIMカードで使用する場合の注意事項を公開した。これは、ソフトバンクモバイルが8月17日に販売開始した中国ZTE製スマートフォン「008Z」の存在を受けてのこと。008Zはソフトバンクの端末としては初となるSIMロック解除に対応した端末で、ユーザーが希望して手続きをすればSIMロックを解除し、他社のSIMカードで利用することが可能となる。

国内の場合、ドコモはソフトバンクモバイルと同じ通信方式を採用しているので、008ZをドコモのSIMカードで運用することが可能だ。しかし、この場合、パケット通信サービスがどのようになるのか? 月々の利用料金がどのような形になるのか、情報が浸透していないのが現状だ。

そこで、ドコモは他社製端末を利用する際の詳しい注意事項を公開した。

通常、SIMフリー(SIMロックが掛かっていない、もしくはSIMロックが解除された)の端末をドコモの回線で利用する場合、パケット通信料は、パケット定額サービスの通常の上限を超え、10,395円/月になる。これは、PCなどの機器を接続した場合の上限額と同じ扱いだ。

ところが、少なくとも008Zに関しては、ドコモが販売するスマートフォンと同様にパケット定額サービスの通常の上限額が適用されることが明らかにされた。すなわち、パケ・ホーダイ フラットの場合は、月額5,460円ということになる。ただし、008Zの中でも製造番号が「35732604」で始まるものに限られる。

基本的な方針としては、ドコモのSIMカードで利用したい端末が、テザリング(スマートフォンを無線LANルーター(親機)として機能させ、ノートPC等の無線LAN機器をスマートフォン経由でインターネットに接続させる機能)に非対応であることがドコモ側で確認されている場合に008Zと同じように通常のパケット定額サービスの上限額が適用される。この際、ネットワーク接続時のアクセスポイントはドコモ指定のものになる。

上限額の適用対象となる端末についてはドコモ側で確認が取れた時点でホームページ上で順次公開される。

現時点では008Zのみだ。

また、海外で販売されているSIMフリーのスマートフォンなどの場合は、技術基準適合証明を受けているかどうかを事前に確認する必要がある。技術基準適合証明を受けていない機器で無線を使用することは、電波法違反になるのでドコモのネットワークへの接続が断わられる場合があると、予め注意されている。技術基準適合証明を受けているかどうかは、技適マークの表示があるかどうかを確認すればいい。

他の注意事項として、端末の故障修理についてだが、ドコモでは取り扱わない。購入店舗、メーカーなどにユーザーが各自問い合わせることになる。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/他社製品の携帯電話機などをドコモのSIMカードでご利用する際の手続き

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