ドコモ、LYNX 3D SH-03Cの不具合発表。110、118などの緊急通報電話ができない場合がある

NTTドコモは13日、シャープ製のAndroidスマートフォン「LYNX 3D SH-03C」に不具合があることを発表した。緑色のFOMAカード（SIMカード）を使っている場合に発生する不具合で、緊急通報用の電話番号「110」「118」「119」に接続できないことがあるというもの。問題は緑色のFOMAカードの一部でのみ発生するもので、ドコモは同カードの利用者で対処が必要な方はお近くのドコモショップへ足を運ぶことを勧めている。ドコモショップで白色のFOMAカードへ取り替えてくれる。

また、1月下旬を目処に本不具合を対策した改善ソフトウェアの提供も行われる予定。

ドコモのFOMAカードには白色、緑色、青色と3色のバージョンがあるが、今回の不具合は緑色のものに限って発生する。SH-03Cは1月11日までの間に約18万8千台が販売され、このうちの半数程度のユーザーが緑色のFOMAカードを使っているとのことだ。

自分のFOMAカードの色を確認するには端末の電源を切り、背面カバーを開け、電池パックを取り外し、FOMAカードを抜き出してみればわかる。

なお、今回の不具合では「110」などの番号へ発信できない場合があるということだが、電話番号の前に「184」（番号非通知）や「186」（番号通知）を付加した場合には問題を一時的に回避し、接続することができるということだ。対処を行う前の段階で緊急通報の必要が生じたときには「186」などを付加して掛けることができる。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース