Apple、iPhone 4を発表！国内でも6月24日に発売。15日から予約受付開始

GAPSIS編集部 2010年6月8日

Appleは7日、米カリフォルニアで開発者向けのイベント「WWDC 2010」を開催。同社の携帯電話端末「iPhone」の最新モデル「iPhone 4」を発表した。新モデルは日本、米国、フランス、イギリス、ドイツの5ヶ国で24日から先行販売される。その後世界各国で順次発売される予定。予約は15日より受付開始予定。価格は内蔵ストレージが16GBのモデルが199ドル、32GBのモデルが299ドル。いずれも2年契約の場合。国内での価格は現時点では未定。また、端末のカラーはブラックとホワイトの2種類が用意されている。

さらにAppleは「Bumpers」と名づけたカラフルなエッジカバーも用意。ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの6色がラインナップされている。

iPhone 4に関する最新情報を入手したいユーザーはAppleのサイトでメールアドレスを登録することで通知を受けることができる。こちらのページの右上に「通知を受ける」というボタンがあるので、クリックしてメールアドレスを入力すればいい。

iPhone 4の主な特徴はデザインの一新、各種スペックの向上、いくつかの新機能の追加がある。デザインは以前よりもソリッドなイメージを与えるものに変わり、厚さがiPhone 3GSよりも24％薄くなった。9.3mmと非常に薄い。また、カメラ機能が大幅に改善され、前面、背面の2つのカメラが装備されている。背面カメラは5メガピクセル、LEDフラッシュ付きで、720pの動画を撮影することができる。また、カメラを使ってビデオ通話を行うことが可能になった。ビデオ通話機能は「FaceTime」と名づけられ、Wi-Fi通信時に利用することができる。

撮影した動画はAppleが開発した動画編集用アプリ「iMovie」を使うことで簡単な編集・調整が即座に行える。

また、iPadの登場で注目を集めている電子書籍リーダーアプリ「iBooks」も利用することができる。

そして特に大きく進化したのはディスプレイだ。

「Retinaディスプレイ」と名づけた高精細ディスプレイを採用。3.5インチのタッチスクリーンで960×640ピクセルの解像度を誇る。コントラストは800:1。発表会でも従来のディスプレイとの比較が強調され、iPhone 4の特筆すべき特徴だとされている。

CPUはiPadと同様にA4チップを採用している。Cortex-A8、PowerVR SGX 535によって高精細画像の処理も難なくこなせ、消費電力も低く抑えることに成功しているという。これと合わせ、バッテリーの容量が増大されたことによって、連続待受時間が最大300時間、通話時間が3Gで7時間、2Gで12時間、インターネットの利用が3Gで最大6時間、Wi-Fiで9時間、動画再生が10時間、音楽再生が40時間可能。

そしてもちろん、新OSの大きな特徴であるマルチタスクも可能となっている。