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12日開催のスマートフォン勉強会で”日本のケータイ文化激動の1年”が語られる【Ust配信】

12日、東京で開催されるイベント「スマートフォン勉強会@関東 第7回」において、河野謙三氏によるセッション「スマートフォンで読み直す幕末 - 通説が語らない『歴史』の真実」が行われる。

ITコンサルタントとして活躍中の河野氏はスマートフォン勉強会@関東の第3回、第5回イベントでもセッションを担当しているが、今回のテーマは幕末に例えたケータイ市場に関するもの。2010年のスマートフォン市場はRIMのBlackBerry、AppleのiPhone、MicrosoftのWindows Phone、そしてGoogleのAndroidなど、魅力あるOS、端末がひしめく状況になっている。特にAndroid端末は台湾のHTC、米Motorola、韓国のSamsungやLGらが数多くのラインナップを揃え、戦国時代の様相を呈し始めている。

今回のセッションでは、スマートフォン分野も含めて国内のケータイ市場の歴史を振り返る内容が紹介されるようだ。勉強会の公式サイトではセッションの説明は次のように紹介されている。

「日本発のGoogleケータイHT-03A発売からまもなく1年。ガラパゴスと呼ばれ、鎖国を保ってきた日本ケータイ文化激動の1年を振り返ります」

国内市場は「ガラパゴス」と呼ばれ、その端末も「ガラケー」などと揶揄されている。国内メーカーは海外市場では全社合わせても4%にも届かないシェアしか確保できていない。トップのNokiaとSamsungの2社で過半数を占め、3位のLGまでを含めれば市場の約7割のシェアに達する。4位のソニー・エリクソンのシェアは数字としては僅か4.4%だ。これでも国内メーカーと比べれば非常に大きな数字になる。

また、スマートフォンの分野に限ってみても国内メーカーの動きは完全に出遅れている。

HTC、Motorola、Samsung、LGはここでも動きが速く、端末の開発スピード、リリースが非常に速い。次から次へと新しい端末をリリースし、その中のいくつかをヒットさせる。

激流と言っても過言ではない流れの中で国内メーカーがどう戦っていくのか興味は尽きないし、その意味でもこの1年の状況を振り返るセッションは興味深い。

イベントの参加申し込みはすでに打ち切られているが、セッションはUstreamでも配信される予定。興味のある方は下記リンク先から辿り、ご覧になれる。
http://www.ustream.tv/user/SmartPhone

また、イベントでは河野氏以外にも複数のセッションが予定されている。予定は次の通り。


13:30~13:50
セッション1 「XNAでモバイルゲームを作ろう」 ようこそ新横浜 氏

14:00~14:30
セッション2 「WindowsMobile開発者がAndroidに出会ったら。」 たっけ 氏

14:40~15:10
セッション3 「スマートフォンとPCとスマートフォンで情報共有」 みやけん(cyberspacefarm) 氏

15:20~15:50
セッション4 「スマートフォンで読み直す幕末 - 通説が語らない『歴史』の真実」 河野謙三 氏


イベントの公式告知ページは下記。
http://smartphone.techtalk.jp/?SPWorkshopKanto07

河野氏のブログはこちら。
http://blog.nsp-momo.com/

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