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NEC、カシオ、日立の携帯電話事業統合時期、6月に延期

NEC、カシオ計算機、日立製作所は2010年5月から各社の携帯電話端末事業を統合し、合弁会社「NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社」が今後の事業を行っていく予定になっていたが、統合時期が6月1日に延期されることが20日に明らかになった。

延期の理由は海外の競争法審査が現在も継続中であるためという。諸準備期間や取引先への影響を考慮し、5月1日の事業統合開始は困難と判断したということだ。なお、NECとNECカシオモバイルコミュニケーションズとの間の会社分割については予定通り5月1日に実施される模様。

4月にNTTドコモ向けスマートフォン「Xperia」が発売されたことで国内でもスマートフォン市場が盛り上がりを見せ始めた矢先だけに今回の延期は残念でならない。特に当初は4月に事業統合される予定だったのが、今回で2度目の延期発表となるのでなおさらだ。

スマートフォン市場はGoogle Android OSを搭載した端末の増加によって少しずつ活気を見せている。今月下旬には高機能Androidスマートフォン「HTC Desire」(X06HT)の発売も控えている。また、6月にはauからシャープ製端末「IS01」、東芝のWindows Mobile端末「IS02」が発売される。さらにはauは第2弾Androidスマートフォンを秋・冬にも投入する予定と言われている。

そしてiPhoneの新モデルの発表も間近と言われている。

各社から続々と新端末がリリースされる流れができているだけに、NECカシオが今後投入してくる端末も気になるところだった。実際、NECカシオもスマートフォン市場に新端末を投入する予定であることがわかっており、SankeiBizに対してNECの遠藤信博社長は「早期に投入する」と述べていた。

情報元:カシオ日立モバイルコミュニケーションズ/プレスリリース(PDF)

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