【せう先生のスマホ講座】第28回:海外旅行・出張だ! 通信手段はどうしよう?

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GAPSISをご覧の皆さん、「せう」です。こんにちは。この記事が掲載されている頃には、「IFA 2015」の取材のためにドイツにいると思われます。2回目の海外にして、初の仕事目的の渡航に、緊張が高まっております(((

ARROWS NX F-04GもSIMロック解除してあります!

実は、それに備えて「ARROWS NX F-04G」を買い直した上でSIMロック解除していたのです。「あれ、2015年夏モデル以降は買ってから180日間はSIMロック解除できないんじゃ?」と思った方、ちょっと情報が遅いです。実は、ドコモはSIMロック解除のルールを一部変更(こちらを参照)をしていて、「(手続き回線での)前回のSIMロック解除から180日経過」すればロック解除できるようになったのです。今回は手続き実績のある回線を使って機種変更したため、購入から間もなくでもSIMロックを解除できた、というわけです。

SIMロック解除を行ったのは、海外渡航時に現地のプリペイドSIMカードを使うことを想定したからです。でも、実は海外でどの通信手段を使うのか、まだ迷っているのです。なぜ迷うかと言われれば、それぞれの通信方法にはメリット・デメリットがあるからです。

そこで、今回のスマホ講座では、筆者の備忘録を兼ねて、海外での主要な通信方法のメリット・デメリットをまとめてみようと思います。


■キャリアの「国際ローミングサービス」:一番「お手軽」だけど気を付けるべき点も多い

一番お手軽なのは「国際ローミング」(画像はドコモの「WORLD WING」)

最近の携帯電話は、海外でも通話やパケット通信ができる「国際ローミング」に対応しているものがほとんどです。ドコモなら「WORLD WING」、au(KDDIと沖縄セルラー電話)なら「グローバルパスポート」、ソフトバンクには愛称こそありませんが、しっかりローミングサービスを提供しています。長短をまとめてみると、こんな感じです。

良い点悪い点
・日本の携帯電話番号で待ち受けできる
・国内のネット動画・音楽サービスも楽しめる
(GPSや位置情報も取得するものは×)
・到着後、すぐ使える
・電話の着信でも料金がかかる
・データ定額が1日(24時間)単位である
(しかも日本時間基準)
・データ定額適用には指定のオペレーターとの接続が必要
(端末の設定が必要な場合あり)
・定額対象外のパケット通信が「青天井」

日本の携帯電話番号の待受や、IPアドレスで地域を特定するタイプのネット動画・音楽サービスをそのまま使えることが、国際ローミングを使う大きなメリットでしょうか。しかし、パケット定額料金が国内より割高で1日(24時間)単位、しかも日本時間基準で、指定するオペレーター(通信キャリア)との接続が必要であるというデメリットもあります。それすら無かった以前と比べればマシな状況であることは間違いないですが……。指定オペレーターの選択は、端末設定から行う必要がある場合がありますが、指定外オペレーターに接続するとSMSで教えてくれますし、キャリアが提供するアプリで設定を補助してくれるので、活用したいところです。


■現地のプリペイドSIMカードを調達:一番「安価」だけど、さまざまな「スキル」が要求される

現地のプリペイドSIMカードを買うと一番安価である

最近、日本でも「SIMロック」がかかっていないスマホやモバイルルーターを入手しやすくなりました。いわゆる「SIMフリー」とか「SIMロックフリー」とか言われているスマホなどです。SIMロックがかかっていない端末を持っているなら、主に旅行客向けに販売しているプリペイドSIMカードを調達する手もあります。香港・マカオ・深セン(Mainland China)など、往来が活発な国・地域では、複数の国・地域で使えるものもあります。プリペイドSIMカードの長短もまとめてみましょう。

良い点悪い点
・安価にネットができる
・現地での電話代を安く抑えられる
・端末がSIMロック解除済みじゃないと使えない
・入国してすぐ手に入るとは限らない
・国によっては、本人確認が必要
・APNの設定が必要
・日本語に対応していない
(現地言語+英語が多い)

プリペイドSIMカードは、とにかく安くネットをすることにかけては一番の選択肢です。ローミングよりも、後述のレンタルルーターよりも安価です。最近では、LTEに対応したプリペイドSIMカードも多いので、都市部では日本と変わりない快適なモバイル通信が可能です。

しかし、プリペイドSIMの入手性は国・地域によって大きな差があり、空港で降りてすぐに自動販売機や売店で買えることもあれば、街中でないと買えないこともあります。また、買うときに本人確認が必要な国・地域もあります。事前に渡航先の国・地域のプリペイドSIMカード事情を入念に調べておくことをお勧めします。

あと、一部の人には「致命的」かもしれないのが、ほとんどのサービスで日本語に対応していないことです。対応言語は、たいてい「現地の言語+英語」となります。アクティベーション(有効化)は電話またはダイヤラー上で入力するコマンドで行います。前者ではリスニング能力が要求されます。後者は、単語さえ読めれば何とかなります。

ただ、そもそもSIMロックフリー端末を用意する必要があり、先述のアクティベーションだけではなくAPNの設定も基本的には自分でやる必要があります。携帯電話(スマホ・タブレットやモバイルルーターを含む)に対する知識がある程度要求されるのです。


■モバイルルーター・モデムレンタル:コストバランスは良いが、「荷物」が増える

ルーター・モデムのレンタルサービスも増えてきました
(画像は、エクスコムグローバルの「イモトのWiFi」)

最近、モバイル無線LAN(Wi-Fi)ルーターや、PC用USBモデムを日単位でレンタルできるサービスも盛り上がっています。複数の国・地域を周遊する際に便利な「周遊プラン」も出てきたり、付帯してスマホ・タブレットグッズを借りられるようにしたりと、サービス改善競争も活発です。そんなレンタルサービスについての長短はどうなのでしょう。

良い点悪い点
・(Wi-Fiルーターなら)複数人で使える
・普段使わないが、旅行では使うようなグッズのレンタルサービスもある
・荷物が増える
(周遊プランだと、複数台の貸し出しがあることも……)
・(Wi-Fiルーターは)充電の手間が掛かる
・受け取りや返却の手間がかかる

最大のメリットは、ルーターレンタルを選択すれば、複数人で同時に使えることにあります。知人との旅行であれば、利用料金を「割り勘」することで、かなり安価に海外でデータ通信をできます。ひとりで使っても、国際ローミングを使うよりは安価です。

しかし、持ち運ぶ荷物が増えてしまうのはデメリットです。USBモデムならまだスペースを取らないので良いのですが、モバイルルーターの場合、それ自体がある程度スペースが必要な上、ACアダプターやUSBケーブルも一緒に貸し出されるので、それなりにかさばってしまいます。周遊プランの場合、モデム・ルーターを複数台用意せざるを得ない場合もあり(複数台でも料金は変わりません)、そうなると余計に荷物が増えます。また、モバイルルーターでは、使う際に充電が必要です。充電しないといけないデバイスが増えてしまうのです。さらに、何らかの形で受け取りと返却をする手間がかかります。



ということで、3つの方法のうち、筆者は……全部試すことになると思います。仕事ですから(((

皆さんは、メリット・デメリットをしっかり見極めた上で、自分に一番ピッタリな通信手段を用意しましょうね!


記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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