【せう先生のスマホ講座】第7回:auは沖縄県だけ特別!?「沖縄セルラー電話」ってどんな会社?

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GAPSISをご覧の皆さん、「せう」です。こんにちは。只今、沖縄で原稿を書いています。沖縄は色々と雰囲気違いますね……。暑さは東京よりきつくない感じです。何で東京の方が暑さを酷く感じるんでしょうね……(※編集部注:原稿執筆時点ではまだ今ほど寒くなっていませんでした)。

auだけどKDDIじゃない……!?

それはさておき、皆さん、“au”ってご存知ですよね。KDDIの携帯電話やコンシューマー向け固定通信サービスのブランド名……というのは、沖縄県「以外」の46都道府県にお住まいの方だと思います。実は、沖縄県では、au携帯電話やコンシューマー向け固定通信サービスについては「沖縄セルラー電話株式会社」(以下:沖縄セルラー)という会社が提供しています。

沖縄セルラーは、沖縄県ではNTTドコモ(以下:ドコモ)を抑えてシェアNo.1で、街中のショップも、ドコモショップよりauショップをよく見かけるほどです。圧倒的な存在感を示しています。

しかし、ここで疑問が湧きます。ドコモやソフトバンクモバイルは、全国一律で1社が携帯電話事業を行っているのに、auは何故、沖縄県だけ別の会社になっているのでしょうか……?

今回は、そんな不思議な存在、沖縄県でauブランドを担う「沖縄セルラー」について解説します。


■現在のKDDI・沖縄セルラー2社体制に至るまでの流れ

au携帯電話は、元々、ふたつの企業(グループ)が提供していた

現在はKDDIと沖縄セルラーが提供しているau携帯電話ですが、元々は地域ごとに運営している企業(グループ)が異なっていました。関東甲信、東海地方と三重県では、トヨタ自動車系の「日本移動体通信」(IDO)が、それ以外の地域では第二電電(DDI)系の各地方に設立された「セルラー電話」が運営していました。もちろん、沖縄セルラーもセルラー電話グループの一社を構成していました。

※ここでは、本筋ではないので最終的にKDDIに吸収された「ツーカーセルラー(ツーカーホン)」と、現在のソフトバンクモバイルのルーツの一つである「デジタルツーカー」については語りません。いつか機会があったら……。

様々な面で相互協力を行っていたIDOとセルラー電話グループは、2000年7月から携帯電話ブランドを「au」に統一しました。そして、同年10月には、DDIを存続会社として、IDOとKDD(旧国際電信電話)を吸収合併し、現在のKDDIが誕生します。セルラー電話グループは、沖縄セルラーを除き、三重県を除く近畿地方を管轄する関西セルラー電話を存続会社とする合併を行い、商号を「エーユー」と改めました。そのエーユーも、翌年10月にはKDDIに吸収合併され、KDDI1社で沖縄県以外を管轄するようになりました。こうして、現在の沖縄だけが独立した状況が生まれます。しかし、このことには、れっきとした理由があったのです。


■エリアカバーだけではなく、「沖縄県の経済振興」も担う沖縄セルラー

沖縄セルラーは「沖縄を振興するための企業」として発足

au以前の話に戻りますが、DDIが各地に設立したセルラー電話会社は、沖縄以外はDDIと地元電力会社中心の出資で、両者併せて約8割程度の株主資本を構成していました。

一方、沖縄セルラーに関しては、1990年に発足した日本の本土(沖縄県外)と沖縄県の経済界の交流組織「沖縄懇話会」で、携帯電話・自動車電話事業を通して、沖縄経済を振興する目的で発足した会社なのです。沖縄セルラーにはDDIと電力会社(沖縄電力)だけでなく、沖縄の有力企業が複数出資しており、現在でも大株主に名を連ねています。1997年には、株式を店頭登録(公開)し、株主を一般に募るようになりました。

これらの経緯もあり、ほかのセルラー電話会社がエーユーに統合→KDDIに吸収合併された一方、「沖縄を代表する通信会社」となった沖縄セルラーは吸収合併されず、独立した会社として存続することになりました。現在も、東京証券取引所(東証)のJASDAQ市場で株式を売買できます。

沖縄県のauショップ

別会社とは言え、基本的にはKDDIと料金体系・商品・サービスは共通です。上の写真は、那覇市内のauショップですが、普段沖縄県外に住んでいる皆さんが見かけるものと違いがありません。KDDIのauで契約しているユーザーも、沖縄セルラーのauショップでもきちんと各種手続きが行えます。逆に、沖縄セルラーのauで契約しているユーザーも、原則としてその他46都道府県のauショップで手続きすることもできます。

沖縄セルラー独自のサービスである「auひかり ちゅら」

とは言え、細かく見ていくと、沖縄セルラーオリジナルのサービスもあります。例えば、本土で「auひかり」として提供されているサービスが、沖縄では「auひかり ちゅら」として提供されており、サービス内容が異なります。また、端末の販売価格(特に割賦購入時の支払金)が、KDDIのauとは異なることもあります。傾向としては、KDDIエリアより一括価格は安いが、値引きが少ない印象を受けます。

ということで、沖縄に根付いた、沖縄ナンバーワン携帯電話事業者、沖縄セルラーについてご紹介してみました。皆さんも、沖縄土産には、ぜひ、沖縄セルラー契約のau携帯・スマホを!!

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記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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