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ソニー、ウォークマン6シリーズ14機種を発表。ハイレゾ音源対応モデルの登場や、全モデルがMac対応など

ソニーは25日、ウォークマンの新モデルを6シリーズ計14機種発表した。とてもバラエティに富んだラインナップが提供される今回の新モデルだが、ZX1、とF880シリーズではハイレゾリューション・オーディオ(以下、ハイレゾ)音源に対応するなど、過去のシリーズと比べて一つ大きな進化を遂げている。

左:ZX1、右:F880シリーズ

ハイレゾ音源はCDの約3倍から7倍のデータ量を持ち、あたかもレコーディングスタジオやコンサート会場にいるかのような臨場感を得られるほどの、高品質なサウンドで、今回のZX1とF880シリーズではそれに対応する。

また、全機種共通の特徴として、今回のラインナップではMac OSに対応する(Mac OS X v10.6以降)。Macユーザーにとっても嬉しい対応といえるはずだ。もちろん、Windowsにも対応している。

発表された新モデルの内訳は下記の通り。

・ZX1(1機種)
・Fシリーズ(3機種)
・Mシリーズ(1機種)
・Wシリーズ(2機種)
・Sシリーズ(5機種)
・Eシリーズ(2機種)

それぞれの概要は次の通りだ。

《ZX1》

型番は「NW-ZX1」で発売日は12月7日。

ZX1ではソニー独自開発のフルデジタルアンプ「S-Master MX」を進化させ、ハイレゾ音源に対応した「S-Master HX」を搭載する。さらに、ヘッドホンドライバーユニット駆動用のカップリングコンデンサーの削除、ヘッドホンドライバー部の電源を正負及び左右チャンネルを独立した4つの電源にしている。これにより、ヘッドホンのドライブ能力やチャンネルセパレーションが向上し、切れのある力強い低音を実現し、広がりのある音場を再現することに成功したという。

また、128GBの内蔵ストレージを搭載するため、約800曲分(FLAC 96kHz/24bitの場合)のハイレゾコンテンツの保存も可能となっている。

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《Fシリーズ》

今回のFシリーズは内蔵ストレージ容量が16GBの「NW-F885」、32GBの「NW-F886」、64GBの「NW-F887」の3機種が用意され、発売日は10月19日、カラーはビビッドピンク、ブラック、ホワイト、ブルーの4色となっている。

ZX1と同様にハイレゾ音源に対応したフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載する。また、周囲の騒音を約98%カットする「デジタルノイズキャンセリング機能」を搭載する。デジタルノイズキャンセリングを使用すると、例えば走行中の列車や自動車の走行ノイズなどが大幅にカットされるので、音量を上げなくても音楽をクリアに聞くことができるので、特に電車通勤・通学の方には重宝される機能だ。

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《Mシリーズ》

Mシリーズは1機種で型番は「NW-M505」。発売日は12月7日、カラーラインナップはシルバー、バイオレット、ブラック、ピンクの4色だ。

Mシリーズに搭載されるフルデジタルアンプはハイレゾ音源には非対応の、「S-Master MX」。また、約98%のノイズをカットする「デジタルノイズキャンセリング機能」も搭載する。

さらに、スマートフォンとBluetoothで接続できるワイヤレスステレオヘッドセット機能を搭載するので、スマートフォンの音楽をウォークマン側のS-Master MXやデジタルノイズキャンセリング機能を使って楽しむこともできる。

NW-M505

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《Wシリーズ》

Wシリーズは2機種で、「NW-WH303」と「NW-W274S」だ。発売日は10月19日、カラーラインナップは前者がホワイト、ブラック、後者がブルー、ブラック、ホワイトとなっている。

NW-WH303はヘッドホン・スピーカー一体型の端末。ケーブルの煩わしさから解放されるモデルとなっていて、内蔵ストレージは4GB。さらに、ヘッドホンとは別に専用のスピーカーも搭載するので、首にかけた状態で音楽が頭の周囲を包み込むような、新しい感覚の音楽体験を得ることもできる。

また、同梱のヘッドホンケーブルを使ってスマートフォンとつなぎ、スマートフォンの音楽を楽しむことができるヘッドホンモードも搭載する。

NW-WH303

一方のNW-W274Sはイヤホン一体型の防水仕様モデル。内蔵ストレージは8GBで、今回の新モデルでは、標準タイプのイヤーピースに加えて、水泳用のイヤーピースも同梱される。このイヤーピースでは、ヘッドホン部への浸水を防ぐ。

NW-W274S

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《Sシリーズ》

Sシリーズは「NW-S780シリーズ」と「NW-S780Kシリーズ」の2タイプが用意され、それぞれにストレージ容量違いで複数モデルが用意される。前者は8GB/16GB/32GBの3モデルで、後者は8GBと16GBだ。発売日は10月19日で、カラーラインナップも豊富だ。

Sシリーズは、従来機種比で2倍超となる最大77時間の長時間再生を実現している点が最大の魅力で、スマートフォンへの充電も可能な「おすそわけ充電」にも対応している。モバイルバッテリー代わりに使うこともできる。

また、周囲の騒音を約98%カットする「デジタルノイズキャンセリング機能」も搭載する。ほかにはFLACとApple Lossless(ALAC)のサポートも特徴の一つ。

なお、NW-S780Kシリーズにはスピーカーが付属する。

NW-S780シリーズ

 


《Eシリーズ》

EシリーズもSシリーズと同様、スピーカーが付属するモデルが用意される。スピーカー無しが「NW-E083」で、スピーカー付きが「NW-E083K」だ。発売日は10月19日で、カラーはレッド、ブラック、ブルーの3色。

Eシリーズでも「デジタルノイズキャンセリング機能」やFLAC、ALACのサポートなどはあるが、内蔵ストレージが4GBと少ない点などを含め、最も安価なモデルとなる。市場推定価格はNW-E083が11,000円前後で、NW-E083Kが14,000円前後だ。

NW-E083

 

 

【情報元、参考リンク】
ソニー/プレスリリース

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