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Android OSバージョン分布最新データ発表(2011年9月2日付)。2.3.xのシェアが3割を超える

米Googleは現地時間3日、Androidのバージョン分布データの最新版を公開した。同社は2週間ごとにOSのバージョンデータの集計を行い、2週間もしくは1ヶ月の間隔で最新の統計データをウェブサイト上で公開している。今回は9月2日直前2週間の集計データになる。


先月までの傾向と同様に、Android 2.3.x系(開発コード「Gingerbread」)のシェアが伸びている。先月は24.3%だったが、今月はついに3割を超え、31.3%にまで達した。内訳はAndroid 2.3 - 2.3.2が0.6%、Android 2.3.3 - 2.3.4が30.7%だ。現在の世界市場を見ると、Android 2.3.3を積んだ端末が多く出荷されていることもあり、Android 2.3.x系が大きく普及し始めている。

一方で、前バージョンであるAndroid 2.2(開発コード「Froyo」)のシェアは継続的に減少している。前回は55.9%だったが、今回は51.2%だ。来月には50%を切るだろう。

他のバージョンは、Android 2.1が13.3%、Android 1.6が1.8%、Android 1.5が1.0%、そしてタブレット向けバージョンについては、Android 3.1が0.7%、Android 3.2が0.5%、Android 3.0が0.2%となった。

タブレットは、状況を一変させるヒット商品の誕生が必須であることに加え、タブレット市場全体が拡大しないことには大きな数値の伸びは期待できないだろう。本統計データはあくまでもAndroid OSにおけるバージョン分布に過ぎないため、スマートフォンと比較して相対的に市場が小さいうちはタブレット向けOSのシェアは劇的には伸びない。そのため、何かのキッカケがないことには、しばらくの間この状況が続くことになりそうだ。

下図はこれまでの変遷グラフ。


【情報元、参考リンク】
Google/Android Platform Versions
Android OSバージョン分布データ(2011年8月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2011年7月5日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2011年6月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2011年5月2日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2011年4月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2011年3月15日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2011年2月2日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2011年1月4日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年12月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年11月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年10月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年9月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年8月2日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年7月15日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年7月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年6月16日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年6月1日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年5月17日付)の記事
Android OSバージョン分布データ(2010年4月12日付)の記事

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