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11月の米国スマートフォン広告市場はiPhoneとAndroid、2強時代へ。iOSとAndroidで76%を占める

この流れは今になって改めて言うことでもなく、すでに半年ほど前から生じていたことだが、米国のスマートフォン広告市場はiOS端末とAndroidの2強時代にいよいよ突入してきた。モバイル端末向けの広告を配信するMillennial Mediaは11月期の米国スマートフォンにおける広告の表示回数レポートを発表した。同社のレポートのプラットフォーム別シェアを見ると、iOSとAndroidが38%で並んでトップに立っている。この2つのプラットフォームだけで76%と、実に8割近くのシェアを占めていることになる。

Source: Millennial Media.

この2強に続いたのは加Research In Motion(RIM)のRIM OSで、19%の数字を記録した。この数字も悪くはなく、同社のBlackBerryは依然として大きな勢力を保っている。しかし、4位以下はこの3強から大差をつけられている。MicrosoftのWindows PhoneとNokiaのSymbianのシェアはそれぞれ2%ずつだ。Windows Phoneに関しては今後のデータではWindows Phone 7による伸びが期待できるかもしれない。しかし、爆発的なローンチだったわけではないため、伸び率は若干数に留まる可能性もある。

これまでもiOSの飛躍、それに続くAndroidという構図が見られてきたが、いよいよ2強時代が本格化した印象が強い。

しかも、RIM、Microsoft、NokiaにiOS、Androidの成長に待ったをかけられる新たな武器が見られないこともこの状況に拍車を掛ける要因になってしまっている。将来的な対抗馬になりそうなのはWindows Phone 7で、速いスピードでの機能改善が期待される。また、BlackBeryyも同様だ。それでもしばらくの間はiOSとAndroidが競り合う形が続きそうだ。ともかくこの2大プラットフォームだけで76%という数字は驚異的だ。しかも、iOSについては米大手通信事業者Verizon Wireless向けのiPhoneが登場するとの噂も尽きない。これが実現した場合には今以上にシェアを伸ばすだろう。

【情報元、参考リンク】
Android Community/ANDROID AD IMPRESSIONS HIT PLATEAU WITH MILLENNIAL MEDIA NETWORK

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