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Xperia 購入前に注意したい点

Xperiaへの関心を募らせ、すでに予約している方も多いと思う。しかし、スマートフォン利用が初めての方にとってはパンフレットやカタログだけではわからない事も多いはずだ。表向きの機能やデザインなどは理解しやすくても、細かい部分は一見してわかりにくく、料金プラン構成も従来ケータイとは若干異なっている。買った後から後悔しても遅いし、痛い出費になってしまうだろう。しっかりと納得した上で購入し、満足感をもって使っていきたいものだ。

そこで、ここではXperiaでできないこと、できること、購入前にやっておきたいことなどをまとめている。ただし、書いているうちに結果的に「よくある質問」の延長のようになってしまっている。そちらも併せて参考にしてほしい。

新たに項目が増えた場合には都度追記更新する予定。


*最終更新日時:3月31日20時10分


【できないこと、注意事項】

●SIMカード(FOMAカード)なしでは基本的に使えない

SIMカード無しでは基本的にこの端末は使えない。緊急通話は可能だが、それ以外の操作は基本的にできない。SIMカード無しでWi-Fi専用機として使うこともできないので注意したい。

●マルチタッチは使えない

すでに海外ではマルチタッチに対応したNexus Oneなどの機種が存在している為、Xperiaもそうだろう、と安易に考えては間違いの元となる。Xperiaは現時点ではマルチタッチに対応していない。将来的な対応は期待されているが、現時点では確定していない上、ハードウェア的に対応できないとの話もある。詳細はこちらの記事参照。

●おサイフケータイは使えない

おサイフケータイは使えない。従来のケータイでおサイフケータイを利用している方は注意が必要。

●ワンセグは使えない

ワンセグは使えない。こちらも注意が必要。

●Flashは使えない

現時点ではFlashは使えない。Flashが使われたウェブサイトを閲覧しても、Flash部分はキチンと表示されない。ただし、将来的にFlash Playerを使えるようになる可能性はある。詳細は「Xperiaでの将来的なAdobe Flash Player 10.1導入を検証」を参照。

●有料アプリ購入にはクレジットカードが必要

Android Marketでの有料アプリの購入にはGoogle のCheckoutというサービスを利用する必要がある。Googleにクレジットカード情報を登録しなければ購入できない。また、ドコモマーケットでも有料コンテンツの購入はクレジットカード決済となる。ただし、ドコモマーケットに関しては年内を目処に、携帯電話料金と一緒に支払える課金代行サービスが導入される予定となっている。

●楽曲ファイルの利用に制限あり

PC版の「mora」で購入した楽曲はXperiaで再生できない。逆にXperiaの「mora touch」で購入した楽曲はPC向けソフト「Media Go」で再生できない。「Media Go」からXperiaへ転送できるファイルは、「mora touch」で購入した楽曲以外の楽曲、画像や動画コンテンツなどになる。理由はこちらのインタビュー記事参照。

●おでかけ転送には未対応

ソニーのDVDレコーダー、Blu-ray Discレコーダーで録画した番組を転送して持ち運べる「おでかけ転送」機能にはXperiaは対応していない。PSPの場合は録画した番組をメモリースティックに転送して再生することができる。


【できること】

●iモードメールは使える(条件付)

iモードメールが使えなくなるのでは? という質問が多いが、条件付だが使える。ドコモの「iモード.net」というサービスに加入することでブラウザから利用できるようになる。一応、iモード.net モバイルアプリも使えるようだ。また、IMoNiというアプリもある。なお、iモード契約も必要なので注意したい。ただし、基本的に非常に細かい制限や注意事項があるので事前に確認して欲しい。詳細はよくある質問を参照。また、ドコモ公式サイトのヘルプでも確認して欲しい。

●バッテリーは自分で交換できる

iPhone等と異なり、バッテリーは自分で交換できる。裏蓋を空けてSIMカードやmicro SDカード、バッテリーを自分で交換する事が可能だ。

●海外のアプリも利用できる

アプリを入手できる場は実は3つある。ドコモが用意するドコモ・マーケット、本家Andorid Market、ソニーのPlayNowだ。基本はAndroid Marketで、ここに全てのアプリが登録されることになる。現在30,000本以上のアプリが登録されており、その中から選んで入手できる。ただし、30,000本の中から選ぶのは大変ともいえ、その中から厳選ピックアップされたドコモ・マーケットの方が有力アプリは探しやすいだろう。

●マルチタスクが可能

複数のアプリを同時起動させることができる。例えば、音楽を聴きながらTwitterのアプリを起動し、そのままブラウザでウェブサイトを閲覧といったことが可能だ。また、アプリ間の連携も図られており、Twitterでのツイートなども他アプリから簡単に移動して行うことができる。

●従来ケータイからのアドレス帳の移行はできる

従来ケータイからのアドレス帳の移行はmicro SDカードかBluetooth経由で行う事が可能になっている。micro SDの場合は、アドレスをvCard形式(.vcf)で保存すればよい。あとはそのカードをXperiaに挿入し、インポートすることでこれまでのアドレス帳データを使うことができる。Bluetoothの場合はペアリング後にデータを送信すれば可能だ。

ただし、従来ケータイのアドレス帳にあったようなグループ分けの機能はない。アドレスデータ転送後は従来ケータイで設定されていたグループ分けは完全に解除された状態になってしまうので注意が必要だ。Xperiaではスター印をつけたアドレスなどで簡易的にグループ分けをする事は可能。


【購入前にやっておきたいこと】

●パケット定額プランの移行時期に注意

Xperia購入と同時にパケ・ホーダイ ダブルへの加入を考えている方は多いと思われるが、現在もパケ・ホーダイ、パケ・ホーダイフルに加入している方は移行時期に注意する必要がある。通常これらの料金は月初めに計上されるため、移行日が4月1日になった場合、移行前のプランと移行後のプラン、双方の料金を徴収されてしまうことになる。

例えば、今パケ・ホーダイに入っていて、4月1日にパケ・ホーダイ ダブルに移行した場合、4月は両プラン分、すなわち1万80円の金額を徴収される。その為、Xperiaを発売日の4月1日に購入される方は、3月31日までにパケ・ホーダイからパケ・ホーダイ ダブルに移行しておくべきとなる。もしくは一旦パケ・ホーダイを解約しておくか、である。移行後のプランに関しては日割り計算になるが、移行前のプランは日割り計算にならない点がこの件のポイントだ。

ただし、店によっては購入時にパケ・ホーダイ ダブルに加入した場合のみ特別割引がある、とかいう場合もあるかもしれない。そうなると話は別で、どちらがより安くなるか比較する必要があるだろう。しかし、一般的には3月中の移行が無難なはずである。

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