Androidニュース&アプリ情報メディア

大規模災害時にスマホで他社回線を使えるように!「JAPANローミング」が提供開始!

NTTドコモ(以下、ドコモ)、KDDI/沖縄セルラー(au)、ソフトバンク(ワイモバイル含む)、楽天モバイルは1日より通信会社の垣根を越えて相互通信ができるサービス「JAPANローミング」の提供を開始した。

<▲画像:「JAPANローミング」のイメージ>

「JAPANローミング」は平時に利用できるサービスではなく大規模な災害や通信障害などが発生した際に利用できるもの。

具体的には、ドコモのユーザーがauの回線を使えたり、auのユーザーがソフトバンクの回線を使えたり、楽天モバイルのユーザーがドコモやソフトバンクの回線を使えたりといった具合に通信会社の垣根を越えて通信することが可能となっている。

そもそも大規模災害時には無料で使えるWi-Fiサービス「00000JAPAN」が以前から提供されているが、このサービスは公衆無線LANサービスを開放するというものであり、それが提供されているスポットでなければ通信できない。

もちろんコンビニなど対象スポットに足を運んでWi-Fiサービスを使えるというのは大きな助けであり、「JAPANローミング」提供開始後も00000JAPANを併せて使って欲しいと案内されている。というのも、何か一つの通信サービスに皆が集中するような事態は極力避けるべきだからだ。

一方、今回新たに提供開始となった「JAPANローミング」では、前述したように、他社のモバイル通信サービスを一時的に利用できるようになる。

例えば大規模災害が発生したときにドコモの基地局の一部が破損し、局所的に通信障害が発生した場合でも、その基地局がカバーしているエリアにおける他社の基地局は生きているかもしれない。その場合、ドコモの対象スマートフォンであれば、自動的にauやソフトバンクなどの生きている回線に接続し、通信を利用することができる。

同じくauやソフトバンクのインフラに障害が発生したときには対象スマートフォンのユーザーはドコモや楽天モバイルなどの生きた回線を利用できる。

ただし、「JAPANローミング」を利用するには対象機種でなければならない。

少なくとも今後発売されるスマートフォンは「JAPANローミング」に対応する予定。一方、既存の機種については通信各社の公式サイトで案内されていて、意外と多くの機種が対応しているが、サービスの一部には非対応の場合もあるので、各自チェックしてみよう。

例えばドコモの場合は下記のページに機種名を入力すれば対応状況を確認できる。

ドコモ/JAPANローミング対応機種検索ページ

また、「JAPANローミング」は格安SIM各社(MVNO)のスマートフォンのユーザーも利用できる。ただし、MVNOの場合は一部利用できないサービスがあるが、その前に「JAPANローミング」のサービス内容の基本を説明する必要がある。

まず、「JAPANローミング」は大きく分けて2つの方式でサービスが提供される。「フルローミング方式」と「緊急通報のみ方式」だ。

「フルローミング方式」では一般の音声通話、緊急通報、SMS、最大300kbpsの速度制限はあるもののデータ通信も利用できる。しかし「緊急通報のみ方式」では一般向けの音声通話やSMS、データ通信は利用できず、緊急通報のみに対応する。具体的には110番、119番、118番だ。

どちらの方式でサービス提供されるかは、その時の災害状況を踏まえて通信各社で協議の上で決定される。そのため、必ずしも全ての大規模災害時に「フルローミング方式」で提供されるとは限らないし、非常に大きな災害時には「緊急通報のみ方式」での提供になる可能性もあるだろう。

また、MVNOの場合は「フルローミング方式」であってもデータ通信には対応しない。音声通話、SMSのみとなるので注意が必要だ。とはいえ、一応一般向けの音声通話とSMSは利用できるので、家族・親族・友人・知人・同僚などと安否確認を行うには問題ないだろう。

なお、利用にあたっては機種によって設定が必要だったりもするので、事前にチェックしておいた方がいいと思う。

情報元、参考リンク
JAPANローミングに関するプレスリリース
ドコモ/JAPANローミング公式ページ
au/JAPANローミング公式ページ
ソフトバンク/JAPANローミングに関するプレスリリース
楽天モバイル/JAPANローミング公式ページ

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件