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シャープが「AQUOS sense7」を発表!R7譲りの高性能カメラ、マスク顔認証に加え基本性能やデザイン面も向上

シャープは26日、「AQUOS」シリーズのスマートフォン新製品の発表会を開催し、「AQUOS sense7」と「AQUOS sense7 plus」の2機種を発表した。例年秋冬に新モデルが投入される「AQUOS sense」シリーズだが、今年も新しい世代のナンバリングモデルが幅広い販売チャネルから登場する。

「AQUOS sense7」
<▲画像:「AQUOS sense7」>

少なくとも通信キャリアではNTTドコモ(以下、ドコモ)が「AQUOS sense7 SH-53C」として11月上旬に、auとUQモバイルが「AQUOS sense7 SHG10」として11月上旬以降に発売予定であることを明かし、すでに予約受付が順次始まっている。

SIMフリー版も順次発表/リリースされることが予想される。

本記事ではAQUOS sense7について見ていき、AQUOS sense7 plusは別記事で紹介する。AQUOS sense7 plusは、ディスプレイサイズがAQUOS sense7の6.1インチから6.4インチと大型化され、フレーム補完技術によって動画視聴時の滑らかな表示を実現し、大口径スピーカーを搭載するなど動画視聴能力を高めたモデル。

一方のAQUOS sense7はベーシックなモデルながら旧世代の「AQUOS sense6」からの性能向上が見られるスマートフォン。


AQUOS sense7

AQUOS sense7の概要

AQUOS senseシリーズのコンセプトは「必要十分」であり、コストパフォーマンスに優れる機種として国内での人気スマホシリーズの一つに成長した。途中、微妙なクオリティのモデルもあったが、概ね問題なく、そもそもシャープ自体、国内のAndroidスマートフォン市場で5年連続トップに立つ好調さをキープしている。

新たに登場するAQUOS sense7では、シリーズで最大の特徴であるバッテリー持ちの良さを維持しつつ、カメラを始めとする性能を向上させている。


まず、スマートフォンの心臓部を担うCPUはQualcommの「Snapdragon 695 5G」になった。AQUOS sense6の「Snapdragon 690」と比べて約12%のCPU性能アップ、約35%のGPU性能アップとなる。ちょうど今年のミドルエンド機の多くが採用するCPUだ。

メモリは6GB、ストレージは128GBで、ディスプレイは約6.1インチ、2,432 x 1,080ドットの「IGZO OLED」。最大輝度1,300nitで明るく綺麗な表示が可能な有機ELだ。

外部メモリとして最大1TBまでのmicroSDカードにも対応する。

本体サイズは約152(高さ) x 70(幅) x 8.0(厚さ)mmで、重さは約158g。

幅は70mmに収まり、高さも152mm、重さも軽く、角や背面エッジ部の丸みによって持ちやすそうだ。

Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetoothは5.1、バッテリー容量は4,570mAh、防水・防塵対応、おサイフケータイ/NFC対応、顔認証と指紋認証に対応と、卒なく様々な機能をサポートしている。入出力端子では3.5mmオーディオ端子も備える。

特に顔認証についてはマスクを装着した状態でも構わないという。それでいて「他人受入率」は10万人に2人というレベルを満たしているという。鼻と口、顎のラインの隠れていてもそれだけの精度をキープできるのは素晴らしく、シャープ独自のアルゴリズムによって実現しているという。この辺りは実機で確認したいところ。

モバイル通信では4G、5G対応で、対応バンド(周波数帯)は下記の通り。

  • 5G:n3/n28/n41/n77/n78/n79
  • 4G:B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/38/41/42

カメラはハイエンドスマホ「AQUOS R7」譲りの高性能さだ。AQUOS sense6からは大幅な強化だといっていいだろう。

何と言っても背面カメラは見ただけで大型のCMOSセンサーを搭載していることが分かる。約5,030万画素でサイズが1/1.55インチのセンサーで、AQUOS sense6と比べると約66%も大きい。F値1.9、焦点距離23mmのレンズを搭載する。さらに、背面カメラは一眼ではなく、隣に約800万画素のセンサー、F値2.4のレンズを使った広角カメラも設置された二眼構成となっている。

ドコモオンラインショップ限定カラーの「ラベンダー」
<▲画像:ドコモオンラインショップ限定カラーの「ラベンダー」>

単純に美しく撮影できるだけでなく、オートフォーカス速度も全画素を使う像面位相差AFによってAQUOS sense6と比べて約2倍に高速化されている。

フロントのインカメラは約800万画素、F値2.0のレンズを搭載するシングルカメラ。

今回のAQUOS sense7は、アルミボディを使ったデザインも良く、一見してエントリー/ミドルエンドの製品には見えにくく、勿論ソフトウェア面で不具合が無い等の全体的なクオリティ次第の部分もあるが、かなりヒットしそうに感じる。

カラーバリエーションはライトカッパー、ブルー、ブラックの3色が基本色で、ドコモオンラインショップ限定でラベンダーも用意されている。少なくとも現時点ではこの4色のラインナップだ。


AQUOS sense7の基本スペック表

「AQUOS sense7」の基本スペック表
<▲画像:「AQUOS sense7」の基本スペック表>


情報元、参考リンク
シャープ/プレスリリース
シャープ/AQUOS sense7シリーズ製品ページ
ドコモオンラインショップ
au Online Shop
UQ mobileオンラインショップ

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:3 件
  1. AQUOS R7の直販発表が無かった事はひじょうに残念だ。

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  2. 「AQUOS R compact」のようなコンパクトサイズのものを 永遠に発売してくれなさそうで、絶望的な気持ちになる。

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  3. コメントありがとうございます。今回はsenseシリーズの発表会だったので他シリーズの新着情報はまた別の機会にプレス発表を期待したいですね。また、コンパクト系スマホが根本的に減っている状況は私もとても残念に感じてます。といいつつ大型スマホを自分でも使っているので矛盾していますが……。

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