<▲画像:「Nothing Phone (1)」が登場へ> |
Nothing Phone (1)のモデル展開は、メモリ、ストレージ容量別に3つ。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色。具体的にはメモリ8GB、ストレージ128GBのモデルと、メモリ8GB、ストレージ256GBのモデル、そしてメモリ12GB、ストレージ256GBのモデルだ。
本記事ではNothing Phone (1)の概要と価格・販売チャネル、「IIJmio」でのキャンペーンなどについて見ていきたい。
Nothing Phone (1)について
価格・販売チャネル、IIJmioでのキャンペーン
Nothing Phone (1)の標準価格(税込、以下同)は下記の通り。- 8GB/128GBモデル:63,800円
- 8GB/256GBモデル:69,800円
- 12GB/256GBモデル:79,800円
「IIJmio」での通常価格も同じ。しかし、IIJmioでは8月31日まで実施される「乗り換え応援キャンペーン 【スマホ大特価セール】」による特別割引がある。Nothing Phone (1)は発売日からセール対象に加わる。
期間中にIIJmioのギガプランの「音声通話機能付きSIM」にMNP(他社からの乗り換え)で加入すると同時にNothing Phone (1)を購入する場合には特別価格となる。具体的には下記の通り。
- 8GB/128GBモデル:特別価格 43,980円
- 8GB/256GBモデル:特別価格 49,800円
- 12GB/256GBモデル:特別価格 59,800円
基本的にMNPなら約2万円安くなるので、他社への乗り換えタイミングと合致する方は出費を相当抑えられる。
ただし、1契約者(1つのmioID)あたり1台までなので一人で何台もの端末を特別価格で購入することはできない。
既存のIIJmioのユーザー向けの特典もある。既存ユーザーがNothing Phone (1)を購入する場合には「選べるe-GIFT」が貰える。8GB/128GBモデルなら7,000円分、8GB/256GBモデルなら10,000円分、12GB/256GBモデルなら10,000円分だ。ただし、データプランゼロ(eSIMサービス)の場合は対象外。
また、Nothing Phone (1)はAmazonを始めとする通販各社、家電量販店各社、そして格安SIMでは「OCN モバイル ONE」なども取り扱うので、販売チャネルは豊富だ。「OCN モバイル ONE」も恐らく8月19日発売だと思うが、現時点では価格等の詳細は不明。当日いきなり発売という可能性が高いかもしれない。
Nothing Phone (1)の概要
Nothing Phone (1)は英国のNothing Technologyが手掛けるAndroidスマートフォン。ハードウェアとソフトウェア両面で主にデザインにこだわりを持つ。ソフトウェア面では、OSは正確にはAndroid 12をベースとしたカスタムOS「Nothing OS」を採用する。カスタムOSとはいえ、実態は素のAndroidに近く、Androidスマホと言って構わないだろうし、Google Playも一般のAndroidアプリも使える。
では何をカスタマイズしたのかというと、主に通知パネルのデザインなど一部のUI。Nothing Phone (1)ならではの独自デザインのプリインストールアプリも少し入っている。音声を録音できるレコーダーアプリなどは独特のデザインだ。
<▲画像:ブラックとホワイト> |
ハードウェア面でのNothing Phone (1)の特徴は、フロントのディスプレイの周囲を囲むベゼル(額縁)部分を上下左右で幅を統一している点の他、背面に独特なLEDライトを搭載していることだろう。
974個に及ぶミニLEDライトで構成される背面のライトは「Glyph Interface」と名付けられ、通知や着信などを知らせるLEDインジケーターとしての役割に加えて、写真撮影時にリングライトのように用いることもできる。
<▲画像:リアのライトの使い方は様々。オシャレにも> |
このGlyph Interfaceは、ユーザーがライティングをカスタムすることもできるので、上の写真のようにオシャレ要素として活用することもできるかもしれない。
Nothing Phone (1)のカメラはフロントが約1,600万画素のシングルカメラ、リアが約5,000万画素のメインカメラと約5,000万画素の超広角カメラからなるデュアルカメラだ。最近のスマホは特にハイエンド機種において複眼化が進んでいるが、Nothing Phone (1)では安易に複眼化の道を選ばず、実際に撮影できる写真の品質を第一に考えてカメラ設計を行ったという。その結果がソニー製「IMX766」(メインカメラ側)とサムスン電子製「JN1」(超広角カメラ側)の2センサーで構成するデュアルカメラになったようだ。
それ以外は比較的オーソドックスでシンプルな設計。
<▲画像:Nothing Phone (1)の側面> |
先ほどNothing OSは素のAndroidに近いと記したが、ハードウェアも上記の特徴を除けばシンプルなので使いやすそうだ。また、AndroidのOSアップデートは3年間保証、セキュリティアップデートは4年間保証されている。
Nothing Phone (1)のCPUはQualcommの「Snapdragon 778G+」で、メモリは前述の通り8GBもしくは12GB、ストレージは128GBか256GB。ディスプレイは6.55インチのフレキシブルOLEDで、解像度は2,400 x 1,080ドット、リフレッシュレート120Hz対応、タッチサンプリングレート240Hz対応となっている。
バッテリー容量は4,500mAhで、充電は最大33Wに対応。最大15Wのワイヤレス充電もサポートする(「Qi」規格)。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac/axと、11ax(Wi-Fi6)までサポートしている。
モバイル通信は5Gまで対応しているが、4Gと5Gの対応バンド(周波数帯)は下記の通り。SIMカードはnanoSIMサイズで、デュアルSIM対応。
- 5G:n1/3/28/41/77/78
- 4G LTE:B1/3/8/18/19/26/28/41
- 3G:B1/6/8/19
- GSM:900/1,800MHz
Bluetoothは5.2対応で、本体はIP53相当の防水・防塵仕様。生体認証は顔認証と指紋認証に対応し、指紋認証はディスプレイ内認証タイプ。
本体サイズは約159.2 x 75.8 x 8.3mmで、重さは約193.5g。
<▲画像:Nothing Phone (1)の基本スペック表> |
Nothing Phone (1)のカラーは8GB/128GBモデルはブラックのみで、8GB/256GBモデルと12GB/256GBモデルのみブラックとホワイトの2色展開となっている。この点には注意が必要かもしれない。
一見奇抜な外観のスマートフォンだけにNothing Phone (1)がどれほどのヒット商品になるのかは全く予想できないが、余計なプリインストールアプリが少なかったり、UIのカスタマイズ範囲も限定的で素のAndroidに対するワンポイント的なものなので、実際にはオーソドックスなAndroidスマホとして使える。そのため結構売れるかもしれない、とも思わせる。
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