シャープ、eSIM対応も魅力の「AQUOS wish」のSIMフリーモデルを2月18日に発売へ

GAPSIS編集部 2022年2月10日

シャープは9日、5G及びeSIMに対応するAndroidスマートフォン「AQUOS wish」のSIMフリーモデル（型番：SH-M20）を18日より順次発売すると発表した。格安SIM各社が取り扱うことが予想され、すでにNTTレゾナントは「OCN モバイル ONE」の音声対応SIMとのセット販売を18日から開始すると発表済み。

＜▲図：「AQUOS wish」SIMフリーモデル（SH-M20）。カラーは左から順にオリーブグリーン、アイボリー、チャコール＞

すなわち「OCN モバイル ONE」公式サイトでも18日から発売となるだろう。そして「OCN モバイル ONE」の音声対応SIMとのセット価格は22,220円（税込、以下同）で、他社からの乗り換え（以下、MNP）の場合には14,300円割引によって7,920円、有料オプションへの加入で最大2,200円割引を追加できるので最安では5,720円になることが判明している。

同じシャープの「AQUOS sense6」のSIMフリーモデルは「OCN モバイル ONE」公式サイトの他、「IIJmio」公式サイト、「イオンモバイル」、「mineo」、「BIGLOBEモバイル」が取り扱っているので、今回のAQUOS wishも少なくともIIJmioなどでも販売されることが予想される。

少なくともMNPの場合の販売価格はIIJmioも安価になる例が多いし、BIGLOBEモバイルは割引ではなくポイント還元ながら実質負担額としては最安級になることが予想されるので、恐らく安価に入手できる格安SIMは「OCN モバイル ONE」「IIJmio」「BIGLOBEモバイル」になると推測される。

一方、AQUOS wishはすでにau、楽天モバイル、ワイモバイル、UQ mobileでも発売となっていて、楽天モバイルでは最大20,000ポイント還元によって実質負担が9,800円、ワイモバイルでも9,800円、UQ mobileではMNPで契約かつ指定オプション加入などによって4,180円～と、通信キャリア及びサブブランドでもそれなりに安価だ。

選択肢は豊富なので、むしろ端末価格よりも通信サービスと通信プランで選ぶべきかもしれない。

いずれにしてもAQUOS wishはnanoSIMとeSIMのデュアルSIM仕様で、一方はeSIMなので比較的気軽に通信サービスを切り替えられる。

価格、割引等の詳しい条件は通信キャリア、サブブランド、主な格安SIM各社の公式サイトで確認して欲しい。

さて、AQUOS wishのハードウェアだが、「AQUOS sense」シリーズ以上にシンプルなスマホとなっている。

そもそもコンセプトが「シンプルで飾らない」ライフスタイルに寄り添うシリーズなので、デザインはシンプルだしカラーも比較的地味かもしれない。しかし、非常に落ち着いた印象を与えるデザインなので、好む方は多くいると思う。優しい手触りのマットな質感の仕上げ、そして指掛かりの良い側面形状なので持ちやすい。

＜▲図：「AQUOS wish」は側面が優しいカーブを描く形状のため手に取った時に当たりが強くない＞

さらに防水・防塵・耐衝撃性能を持つので、その点でも安心だ。

シャープの他の製品同様、2年間で最大2回のOSバージョンアップ保証もあるので、最低でもAndroid 11からAndroid 12へのバージョンアップが行われるし、特に問題なければAndroid 13へのアップデートまで提供されるだろう。

ただし、エントリースマホだけあり、基本スペックは決して高くはない。

＜▲図：「AQUOS wish SH-M20」の基本スペック表＞

CPUは「Qualcomm Snapdragon 480 5G」で、メモリは4GB、ストレージは64GB、ディスプレイは約5.7インチ、1,520 x 720ドットの液晶と、まさにエントリースペックの製品の構成だ。カメラも最近の他社のエントリースマホと比べてもシンプルで、リアに約1,300万画素のシングルカメラ、フロントに約800万画素のシングルカメラだ。

バッテリー容量は3,730mAh、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetoothは5.1、生体認証は指紋認証に対応、おサイフケータイ/NFC対応、本体サイズは約147 x 71 x 8.9mm、重さ約162gといった基本スペック。

モバイル通信はGSM、3G、4G、5Gに対応し、それぞれの対応バンド（周波数帯）は下記の通り。