Androidニュース&アプリ情報メディア

新着

5/recent/ticker-posts

未来を感じるVRイベント「バーチャルマーケット6」の初見レポート。ドコモなど多数の企業が出展。VRゴーグル無しでも体験可

HIKKYが主催する世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」の最新回となる「バーチャルマーケット6」が14日に開幕した。バーチャルマーケットはソーシャルVRサービス「VRChat」内で開催されるイベントなので、全ての出展ブースや内容を完全な形で体験するには対応するVRゴーグル等の環境が必須だが、VRゴーグル無しでもパソコンやスマートフォン等のWebブラウザから一部のブース/ショップを体験することはできる。しかもブラウザからのアクセスの場合には登録/ログイン等も不要なので、気軽に試すことができる(ブラウザ版はこちらからアクセス可能)。

<▲図:「バーチャルマーケット6」には様々な分野から多くの企業が出展。通信キャリアではNTTドコモも参加。また、夏のお祭りを模したワールドが用意されるなど楽しめる要素満載だ>

さて、そのバーチャルマーケット6だが、会期は28日まで。参加費用は無料、登録も不要だ。しかし、VR環境で体験するにはVRChatへのログイン自体は必要だ。

携帯電話業界からはNTTドコモ(以下、ドコモ)が出展していて、動画配信サービスでは「ディズニープラス」、ゲームメーカーではマーベラス、コーエーテクモゲームス、日本一ソフトウェア、スクウェア・エニックス、セガなどが参加。

<▲図:ドコモとヤマハのブースイメージ>

ヤマハ発動機も出展し、スーパースポーツバイク「YZF-R1」をバーチャル空間内で気軽に試乗できるようになっている(筆者も試乗してみたが、その感想は後述)。出展企業やIP、アーティストのリストは下図を参照して欲しい。

<▲図:出展企業、IP、アーティストのリスト>

ここからは筆者の初見レポート込みでお伝えしたい。

恥ずかしながら私自身はバーチャルマーケットのことを以前は全く知らなかった。突然関心を持ったのは、6月に「Oculus Quest 2」を購入してからだ。長く「Galaxy S10」+「Gear VR」環境でVR動画を楽しんできたものの、ご存じの方も多いと思うが、サムスン電子とOculusのパートナーシップは終了し、Gear VRに先はない。そのため、どこかの時点で何らかのVR専用機器に移行する必要があると考えていた。実は「PlayStation VR」も持っているが、VR動画をサクッと手軽に見ることには向いておらず、ゲームか3D(立体視)映画のBD視聴にしか使っていない。そんな折、YouTubeでOculus Quest 2に関する動画を物色する中で物欲が抑えられなくなり購入。結果、VR動画よりもゲームにハマってしまった。「The Room VR」と「Vader Immortal」に感動し、Oculus LinkやOculus Air LinkでPCに繋ぐことでPC VRも遊べることを知り、「Lone Echo」に超絶感動し、Steam VRの「Half-Life: Alyx」にも狂ったほど感動しつつも怖くて断念した。下にプロモーション動画を掲載したが、このクオリティでバーチャル体験できるなんて驚異的で、実際には感動というよりも驚愕だった。ただ、動画で見る分にはそれほど怖くないのに、直にVRで体験すると怖すぎて夢に見そうだったので断念した。


数年前にスマホVRなどで「ショボッ」っと感じた方、そもそもVRを未体験の方に声を大にして言いたいが、クオリティの高いゲームに限って言えば驚異的に凄いので、Oculus Quest 2の購入をお勧めしたい。ただ、来年以降に「PlayStation VR2」がリリースされるのであれば、それを待つのも手かもしれない。というのも現時点ではハイクオリティのゲーム作品の数はまだ少ないように感じるためだ。

話が逸れたが、バーチャルマーケットは、すでに何度も開催され、累計で100万人以上が来場する大規模なバーチャルイベントだという。個人的にVRへの関心が高まっていたのでバーチャルマーケット6も楽しみにしていたという訳だ。

バーチャルマーケットは、出展者と来場者がアバターなど様々な3Dアイテム、リアル商品などを手軽に売り買いすることのできるイベントとされているが、展示ブースを普通に見たり、動画を見たり、音楽ライブを体験したり、来場者同士でコミュニケーションを楽しんだり、様々な要素を備えた「祭典」という印象を受けた。

私は、Oculus Quest 2とPCをOculus Air Linkで繋ぎ、Steam VRを起動し、Steam版のVRChatでバーチャルマーケット6にアクセスした。

<▲図:VRChatで「vket6」で検索すればバーチャルマーケット6のワールドがリストアップされる>

<▲図:「vket6」での検索結果。「Core」がメイン会場。縁日は別ワールドとなっている>

バーチャルマーケット6への参加方法の詳細は公式サイトで詳しく紹介されているので、そちらを参照して欲しいが、基本的にはVRChatのアカウントを作成し、ログインし、VRChat内の「World」検索でバーチャルマーケット6のワールドを探し、そこに入るという流れだ。検索では「vket6」と入力すればいい。

私はVRChat自体も初めてで、「確かにこれは場合によっては中毒になるかもしれない」と感じた。

ひとまずバーチャルマーケット6のメイン会場の「Core」とお祭りをモチーフにした会場「En-Nichi」を軽く回り、ヤマハのYZF-R1にも試乗した。YZF-R1はCoreにあるので、乗ってみたい方はCoreに足を運ぼう。

<▲図:ヤマハの「YZF-R1」。本来は会場入り口に配置されているようなので、後から考えると私が乗った機体は誰かが乗り捨てたものかもしれない……。勝手に乗ってしまっていたらごめんなさい>

バイクの操縦の際には体を屈んでハンドルに手を伸ばして握る必要がある。ただ、正直な話、バイクの操縦は結構VR酔いが発生すると思うので、その点には注意して欲しい。長時間は乗れない感じだが、真っすぐ走る分には大丈夫かもしれない。とはいえ、感動した。

<▲図:ドコモのブース>

ドコモのブースはそれほど大規模なサイズではなかったが、ドコモが手掛けるXR事業「docomo XR」の紹介やコンテンツが展示されている。また、ブースの入口には「直感×アルゴリズム♪」に登場する二人組のバーチャルアーティスト「Tacitly」の「リリア」と「シエル」が並んで立っていて、近づくと話しかけてくれる。

会場にはリアル展示会同様、案内図が用意されているし、メニューからマップを開くこともできるので、迷子対策も完璧だ。

<▲図:会場案内図。もちろん近づくともっと細かく見える>

ドコモには鹿島アントラーズの本拠地である茨城県立カシマサッカースタジアムとのコラボレーションブース「鹿島×ドコモ」もあるようなので、後ほど足を運んでみようと思う。

また、「En-Nichi」ワールドには恐らく実物大だと考えられるガンダムや2B(ニーア オートマタ)などもいるし、金魚すくいなどの出店もあった。いかにも夏祭りといった風情なので、時期的にも嬉しい。ただ「En-Nichi」ワールドは比較的狭い印象なので、一通り周るのは短時間で終わるかもしれない。

<▲図:雰囲気は完全に夏祭りそのもの。ただ、空に金魚とかがいる>

<▲図:「En-Nichi」にはガンダムもいる>

なお、先ほど書いたように、私はOculus Quest 2をPCとOculus Air Linkで接続してプレイしたが、一応問題なくプレイできた。

注意したいのは、Oculus Quest/Quest 2向けのVRChatではバーチャルマーケット6のワールドには入れないということ。入ろうとするとプラットフォームが対応していないとのメッセージが表示されてしまう。今のところはSteam VR版のVRChatでしかアクセスできないようだ。その辺りの詳細は各自公式サイトで確認して欲しい。

また、本格的にバーチャルマーケット6を楽しみたい場合には、最初にVRChat自体にある程度慣れておく方がいいのかもしれない。少なくとも私は最初にアバターを選ぶ/作成するステップで相当時間を食ってしまった。アバターの候補画像がランダムで表示されるのだが、変なアバターばかりが表示され、何度変えてもタイプの違う変なアバターばかりで、とにかく次、次、次と切り替えて、最終的に変なアバターの中から多少マシな変なアバターを選んだ。

ワールド内には普通のアバターのプレイヤーが沢山いたので、少々悲しい思いをした(※追記:アバター画像は後からでも変えられたので、最初は何でもいいかもしれない)。

また話が逸れたが、バーチャルマーケット6はコロナ禍における展示会の救世主だと感じた。お世辞抜きに凄い。昨年来、様々な展示会が独自にオンライン開催を模索していて、私も取材でいくつかのオンライン開催イベントを見たが、バーチャルマーケットはベストかもしれない。VRChatを利用すれば、感覚的にはリアル展示会と変わらない。それどころか、バーチャルならではのプラス分まで用意できる。もちろんリアル展示会ほどのリアルさは無いし、リアルに自分の手で触って目で見ることはできないものの、それとはまた異なる感動を得られる。ありきたりの表現で申し訳ないが未来を感じた。

VRゴーグルをお持ちの方はVRゴーグルで、そうでない方はPCやスマホのWebブラウザで手軽に参加/体験できるのでお勧めだ!

なお、Oculus Quest 2は最近ストレージ容量が128GBのモデルが登場し、256GBモデルとの2択になっているが、個人的にはほとんどの人が128GBで十分ではないかと思う。私が買った時には64GBと256GBしかなかったので256GBモデルを購入したが、ストレージは余りまくっている……。動画をOculus Quest 2にダウンロードして視聴したい方は256GBモデルが良いかもしれないが、ストリーミング視聴が中心だったり、NAS(ネットワークハードディスク)やPCのSSDやHDDに保存したものを視聴する方は128GBで十分だと思うし、どうもゲームについてもOculus Quest/Quest 2向けのタイトルは数GB程度が中心みたいなので、その点からも問題ないと思う。一方、Oculus Rift/Rift S用やSteam VR用ゲームは100GBを超えたりするので、Oculus Quest 2でPCのVRゲームもプレイするならSSDやHDDは512GBか1TBくらいあった方が良いと思う。私自身まだ詳しい訳ではないものの、Oculus Quest 2やPC VRに向けて機器購入などの点で不明点がある方はコメント欄で質問頂ければ、分かる範囲で答えたいと思うので、気になる方はどうぞ。下はAmazonでの商品リンク。


情報元、参考リンク
バーチャルマーケット6公式サイト
ブラウザからバーチャルマーケット6にアクセスするには

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. <編集後記>
    「バーチャルマーケット」はもちろんですが、Oculus Quest 2は相当良いので、VR未体験の方はもちろん、Gear VRからの移行先としてもとてもお勧めです!

    返信削除