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【まとめ】LINEMOの詳細、対応機種。18歳未満も利用可。SIMロック解除はソフトバンク・ワイモバからでも必須。キャリア決済、メール、Wi-Fiや留守電にも注意

ソフトバンクは17日、「SoftBank on LINE」をコンセプトに誕生する新しい通信ブランド「LINEMO(ラインモ)」サービスを提供開始する。本記事では、LINEMOの詳細、対応機種、注意事項をまとめておきたい。


まず、LINEMOはNTTドコモ(以下、ドコモ)の「ahamo」やauの「povo」と同様、オンライン申込み専用のサービスなので、申込みもアフターサポートも全てオンラインのみ、という点には注意が必要だ。

また、LINEMOの契約自体は18歳以上に限定されるが、利用者の登録に関しては18歳未満でも可能。すなわち、保護者が契約し、子供を利用者として登録することはできるので、基本的には年齢問わず利用できる通信サービス/料金プランだと捉えて問題ない。

LINEMOの料金、月間データ量といった基本的内容に関しては、CMでも紹介されている。


サービスの細かな内容は後述を参照して欲しいが、最初に大きな注意点を挙げておきたい。

大きな注意点

「キャリア決済サービス」「キャリアメール」「SIMロック」が最大の注意点だ。

将来的にはキャリア決済サービスに対応予定ながら、当面は非対応。すなわち、何らかの定額サービスの支払い方法としてソフトバンクのキャリア決済サービスを利用中の方は、LINEMOへの移行前に支払い方法を変更しておかないと、そのサービスが意図せず解約される可能性がある。この点には本当に注意を払う必要がある。

「キャリアメール」は「@softbank」のメールアドレスが付与されるメールサービスだが、LINEMOでは利用できない。今までキャリアメールで連絡を取ってきた相手には新しいメールアドレスを知らせる必要があるし、通販サイトや各種サービスへの登録情報の一つとして@softbankのメールアドレスを入力している方は、別のアドレスに登録し直しておく必要がある。

三つ目の大きな注意点はSIMロック。

LINEMOで利用できる端末はAndroidもiPhoneもSIMロックが解除された製品でなければならない。もしくは最初からロックが掛かっていないSIMフリーの製品だ。そして、それはソフトバンクやワイモバイルの取り扱い機種も例外ではないというのが厄介な盲点になりかねない。ソフトバンクの既存プランからLINEMOに移行しようとしている方は、同じソフトバンクグループのサービスなのだからSIMロックの解除の必要性を意識していない可能性が高いと思う。ところが、LINEMOにソフトバンクやワイモバイルから移行し、同じスマートフォンを使い続けたい場合でも、端末のSIMロックを解除しておかなければならない。


大きなものはこの3点だが、他にも細かな注意事項があるので、下記を参照して欲しい。なお、本記事中の料金表記は全て消費税10%の税込みとしている。

LINEMOサービス詳細

基本事項

  • 料金:月額2,728円(以降、税込)
  • 支払い方法:当面はクレジットカードのみ。口座振替は準備ができ次第提供
  • 家族割引:家族割引系の割引はなし
  • 契約期間引継ぎ:ソフトバンク、ワイモバイルからの契約期間引継ぎは不可
  • 月間データ量:20GB
  • 月間データ量超過後の速度制限:最大1Mbps
  • 月間データ量超過後の追加購入:1GBあたり550円
  • 月間データ量の余りの翌月繰り越し:非対応
  • 対応ネットワーク:3G/4G/5G
  • 対応SIM:SIMカード(マルチ)、eSIM
  • 国内通話料:30秒あたり22円の従量課金
  • 国際電話:利用可能
  • 国際ローミング:無料(通信料は別途発生)。月間データ量内での利用。新規契約の場合、4カ月目の末日までは利用不可

各種手数料

  • 契約事務手数料:0円
  • MNP転出手数料:0円
  • ソフトバンク・ワイモバイルからの移行手数料:0円
  • 解約手数料:0円
  • SIM再発行手数料:0円

オプション/機能

■通話定額オプション
1回5分以内の国内通話が何回でも無料の「通話準定額」が月額550円、1回あたりの時間制限のないプラン「通話定額」が月額1,650円。ただし、「通話オプション割引キャンペーン」が実施されるので、「通話準定額」は1年間無料、「通話定額」は1年間月額1,100円になる。

■対応オプション(機能)
  • SMS
  • キャリア決済(※当面は非対応。準備ができ次第提供)
  • フィルタリング
  • LINE年齢認証
  • PayPay連携(※当面は非対応。準備ができ次第提供)

■非対応オプション(機能)
  • キャリアメール(@softbankのメールアドレス)
  • プラスメッセージ
  • ソフトバンクWi-Fiスポット
  • 留守番電話
  • 転送電話
  • 割り込み電話
  • グループ電話
  • ナンバーブロック
  • 迷惑電話ブロック
  • 位置ナビ
  • 一定額通知サービス
  • 一定額ストップサービス
  • 着信規制・発信規制
  • 端末保証オプション

LINEMO対応機種

Android端末

Androidに関しては動作確認が取れた機種は下記の5つ。しかし、今後「SoftBank(ソフトバンク)」の58機種、「Y!mobile (ワイモバイル)」の25機種の検証が行われる予定となっている。それらの機種は本リストの下に掲載した表を参照して欲しい。

■Google
  • Pixel 4a(5G)(※2)
  • Google Pixel 4a(※2)
  • Google Pixel 5(※2)

■富士通
  • arrows U(※2)

■OPPO
  • Reno3 A(※1)

※1 ワイモバイルのSIMロックが設定されていた端末について、SIMロック解除した端末のことを指す。
※2 ソフトバンクのSIMロックが設定されていた端末について、SIMロック解除した端末のことを指す。


iOS端末

■iPhone
  • iPhone 12
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone SE(2020・第2世代)
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone XR
  • iPhone XS
  • iPhone XS Max
  • iPhone X
  • iPhone 8
  • iPhone 8 Plus
  • iPhone 7
  • iPhone 7 Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus

■iPad
  • iPad(第5世代)
  • iPad(第6世代)
  • iPad(第7世代)
  • iPad(第8世代)
  • iPad Pro 9.7インチ
  • iPad Pro 10.5インチ
  • iPad Pro 11インチ
  • iPad Pro 11インチ(第2世代)
  • iPad Pro 12.9インチ
  • iPad Pro 12.9インチ(第2世代)
  • iPad Pro 12.9インチ(第3世代)
  • iPad Pro 12.9インチ(第4世代)
  • iPad Air 2
  • iPad Air(第3世代)
  • iPad Air(第4世代)
  • iPad mini 4
  • iPad mini(第5世代)

Android端末で今後検証予定の機種

前述したように、下表の機種の検証はこれから行われる予定となっている。


なお、本記事は今後も追加情報があり次第、随時更新予定だ。

情報元、参考リンク
LINEMO公式サイト
ソフトバンクオンラインショップ
ワイモバイルオンラインストア
LINEモバイル

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. <編集後記>
    サービス提供開始にあたり本記事を加筆修正しました。
    LINEMOに限らずドコモのahamo、povoもそうですが、非対応サービス/オプションがかなり多いので、正直な話、現状では万人に気軽に勧められるプランではないと思います。しかし、不要だと思うサービス/オプションは多く、代替手段があるものも多いです。それこそメールアドレスはこの機会にgmailやyahooなどに統一してもいいでしょうし。いずれにしても、細かな注意点を全てチェックしてからの移行を勧めます。
    また、実はワイモバイルの「シンプルM」プランも月間15GBで月額3,278円の上、「Yahoo!プレミアム」も付いてくるので結構お得ですし、家族割引もできます。なので、ワイモバイルも合わせて検討してみることをお勧めします。

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