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ソフトバンク、期間縛りや解除料のない新料金プランを発表。13日受付開始。旧プランは12日で受付終了

ソフトバンクは6日、現行の料金プランのような2年間の契約期間や途中解約時の契約解除料の設定のない新しい料金プランを発表した。

<▲表:データ定額サービスのプラン表>

新料金プランの申込受付は13日に開始となる一方で、従来プランの新規受付は12日で終了となるので、従来プランに申込みたい方は12日までに行う必要があるので注意して欲しい。

既存のソフトバンクユーザーが新料金プランに切り替える際に注意したいのは「月月割」だ。

現在「月月割」で毎月割引を受けている方は、新料金プランに切り替えた場合に残りの割引が消滅してしまうので注意して欲しい。しかし、残りの割引がすでに少なくなっている方に関しては、新料金プランに変えることでの月々の全体的コスト、「月月割」の消滅分の差し引きでの全体的な比較検討によって、得になるのであれば早期切り替えも悪くないだろう。

旧プランから新プランへの切り替えにあたっては解除料などは発生しないので、余計な出費なく変更できるし、以後も解除料がなくなるというメリットもある。

とはいえ、料金プランそのものに関しては、特に目新しさはない。

新料金プランは、大きく分けて、基本プランとデータ定額サービスに分かれる。

基本プランは音声通話サービス込みの「基本プラン(音声)」と、音声通話サービスのない「基本プラン(データ)」で、どちらも月額980円だ。

「みまもりケータイ」「キッズフォン」「あんしんファミリーケータイ」については、「基本プラン(みまもりケータイ/キッズフォン)」で、月額490円となっている。

いずれの基本プランでも同一家族割引グループ内の国内通話については24時間無料、それ以外の国内通話は30秒あたり20円の従量課金となる。

国内通話かけ放題系のサービスについては、追加オプション扱いとなる。国内通話が24時間かけ放題のオプションは「定額オプション」という名前で月額1,500円で、1回あたり5分以内の国内通話がかけ放題の「準定額オプション」は月額500円となる。

続いてデータ定額サービスだが、インターネットを利用したい場合にはいずれかのプランに入ることになるが、下記の通り、全部で6種類ある。
  • データプラン 50GB+:6,500円
  • データプランミニ:3,000円~7,500円
  • データプラン1GB(スマホ):1,500円
  • データプラン1GB(ケータイ):1,500円
  • データプラン100MB:300円
  • データシェアプラス:0円

「データプラン 50GB+」と「データプランミニ」は全機種向け、「データプラン1GB(スマホ)」はスマートフォン用、「データプラン1GB(ケータイ)」はフィーチャーフォン用、「データプラン100MB」はフォーチャーフォン用、「データシェアプラス」はタブレットやモバイルWi-Fiルーター用となる。

どのプランも名称に月々のデータ量上限が入っているので、分かりにくいということもないと思うが、「データプランミニ」と「データシェアプラス」には入っていない。

「データプランミニ」は4段階制のデータ定額サービスで、0から50GBまでの間で使用データ量に応じて料金が3,000円から7,500円の間で変動する。「データシェアプラス」は親回線のデータ量からの使用となる。

注意したい点は、余ったデータ量はどのプランにおいても翌月に繰り越すことはできないということだ。

上限を超過した場合には、請求月末まで最大128kbpsに速度制限される。ただし、追加データ量を購入することで速度制限の解除は可能だ。

また、「データプラン 50GB+」では「動画SNS放題」は継続提供される。「動画SNS放題」は、対象サービスの通信に関してはカウントしない、というもので、実質的に使い放題となる。

なお、パソコンなどでインターネットを利用したい場合に使う「テザリング」に関してはオプション扱いで、月額500円の「テザリングオプション」に別途加入する必要がある。

最終的な月々の利用料金は基本プランとデータ定額サービスを合算したものとなるが、できるだけ出費を抑えたい場合には「データプラン1GB」か「データプランミニ」を選ぶことになると思う。前者なら1,500円、後者は3,000円なので、そこに980円をプラスすることになる。

割引サービスは「1年おトク割」と「おうち割 光セット」「みんな家族割+」が用意されている。

「1年おトク割」は1年間毎月1,000円引き、「おうち割 光セット」は指定固定通信サービスとのセットで毎月1,000円引き、「みんな家族割+」は、加入家族が多いほど割引額が大きくなる。2人だと500円引き、3人だと1,500円引き、4人だと2,000円引きとなる。

分かりづらさを増す要素になっているようにも思うが「ウルトラギガモンスター」や「ミニモンスター」といった総称は新料金プランでも残る。

個人的には総称は無い方がシンプルだと思うが、「ウルトラギガモンスター+」は「基本プラン(音声)」と「データプラン 50GB+」の組み合わせの総称で、「ミニモンスター」は「基本プラン(音声)」と「データプランミニ」の総称となる。

特に大きなインパクトのあるプランではないので、多くのユーザーにとっては慌てて変える必要はないと思う。とはいえ、契約期間縛りと解除料の設定がないので、現在「月月割」の割引が終わっている方に関しては、変えてしまった方がいいかもしれない。変更後は解除料を意識しなくても済むからだ。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース

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