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ディズニーが動画配信サービス「Disney+」を11月より提供へ。傘下のHulu、ESPNをセットにした月額12.99ドルのプランも用意

米The Walt Disney Company(以下、ディズニー)は現地時間6日、定額制の動画配信サービス「Disney+」を11月に米国で提供開始することと、傘下の「Hulu」「ESPN」のサービスをセットにした月額12.99ドルのプランを用意していることを明らかにした。

<▲図:Disney+公式サイト © Disney. All Rights Reserved.>

ディズニーが優れたバリエーションのコンテンツを揃えられる理由は、21世紀フォックス、Huluなどの買収だ。21世紀フォックスはHuluの株主でもあったので、その時点でHuluの株式の30%も手に入れていたわけだが、ディズニーはその後、株式を買い増し、現在では100%子会社としている。

加えて、ディズニーはスポーツ専門のESPNも抱えている。

今やディズニーは元々のIPに加えて、21世紀フォックス、Hulu、ESPNのコンテンツも手にしている状態だ。

現在の定額制動画配信サービスの雄は米Netflixだが、ディズニーはそこに対抗しようとしている。その最初の施策が今回明らかにされたパッケージプランとなる。月額12.99ドルというNetflixのスタンダードプランと同額の料金で、ディズニーのIPに加えて21世紀フォックス、Huluのラインナップ、そしてスポーツの試合まで視聴できてしまう。

ちなみに、それぞれのサービスに個別加入することもできる。その場合の料金は下記の通り。

・Disney+:6.99ドル
・Hulu:5.99ドル
・ESPN+:4.99ドル

これらを合計すると17.97ドルとなる。パッケージプランは約5ドル安いことになる。

Disney+自体には「Diney」「Pixar」「Marvel」「Star Wars」「National Geographic」などのコンテンツが揃う。

ちなみに日本におけるディズニーの動画配信サービスには、今春始まった「Disney DELUXE」がある。ちょうどDisney+に近い構成と言えそうだ。Disney DELUXEもDisney、Pixar、Maevel、Star Warsの作品を揃える。

しかし、日本の場合はHuluの運営母体が異なるので、今のままではHuluとのセットパッケージは無理だろう。

米国ではHuluはディズニーの子会社だが、日本におけるHuluは日本テレビグループのHJホールディングスが運営している。株主には米Huluも名を連ねるので、無関係ではないが、今の日本のHuluは独自色が強い。

今後、日本でもディズニーとHuluが組むのかどうかは全く分からないし、Disney+が日本でもサービス提供されるのかも分からない。

しかし、興味深いことにDisney+の公式サイトには日本向けページも用意されていて、メールアドレスを登録することで最新情報を送ってくれるようにもなっている。関心がある方は登録しておくと、何か情報が届くかもしれない。

【情報元、参考リンク】
Disney+公式サイト
・https://www.thewaltdisneycompany.com/The Walt Disney Company/The Walt Disney Company Reports Third Quarter and Nine Months Earnings for Fiscal 2019

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