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【リコール情報】Anker PowerPort Atom PD 4の初期ロットに不良品混在。液漏れ、発煙の報告。回収・返金対応

アンカー・ジャパンは8日、USB急速充電器「Anker PowerPort Atom PD 4」(製品型番:A2041121)について、不良品が正常品と混在した状態で出荷されていたことが判明したため、事故等を防ぐため、回収を行うと発表した。

<▲図:Anker PowerPort Atom PD 4>

対象品を購入した方は、回収及び返金手続きに申し込むよう案内している。オンライン受付はこちらのWebページから、電話受付は0120-253-004(フリーダイヤル)で、平日の9:00から17:00まで受け付けている。

それでは詳しく見ていきたい。

まずAnker PowerPort Atom PD 4は4月23日に発売となったばかりのUSB PD対応のACアダプタだ。

高出力のUSB-PD対応ポートを2ポートと、Type-Aポートを2つの合計4ポートを搭載した製品で、最大の特徴はUSB-PDで最大100W出力に対応している点。加えて本体サイズが約110 x 85 x 34mmと小型だということも大きな魅力。USB-PDのアダプタは各社が続々とリリースしていて増えてきたが、最大100W対応製品は少ない。そんな中、Ankerから登場したということで、大注目の製品の一つだったと思う。しかも4ポート合計での最大100Wだけでなく、1ポートでの最大100W出力にも対応している貴重な製品だ。

その製品について、6月7日にユーザーから同社のカスタマーサポートに電解コンデンサーの液漏れと発煙が生じた旨の報告が届いたという。

それを受けて同社で調査を行った結果、6月30日に不具合にかかる原因の特定がなされ、回収を決定。

その不具合というのは、製造時のリフロー(はんだ接合)工程において、通常よりも長い時間加熱された製品が40個発生したことが原因となっている。本来は該当の40個は出荷不可として廃棄処理される予定だったが、委託先工場の管理体制に不備があり、正常品と混在した状態で出荷されたという。

現在Anker PowerPort Atom PD 4の製造及び販売は中止となっている。

また、委託先工場の管理体制およびアンカーでの検品体制の厳格化も進めている。

【情報元、参考リンク】
アンカー・ジャパン/プレスリリース

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