ソフトバンクは26日に「ソフトバンク」通信サービスにおいて「Pocket WiFi」史上最速となる、下り(受信時)最大988Mbpsの高速通信に対応し、大容量のバッテリーを内蔵するモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 802ZT」(ZTE製)を発売する。
下り最大988Mbpsの速度への対応は、複数の周波数帯での通信を束ねる(同時通信する)「キャリアアグリゲーション」、4本のアンテナで同時通信する「4x4 MIMO」、情報密度を高めて一度に運べるデータ量を増やす「256QAM」という技術を使って実現している。
上り(送信側)の速度は最大で37.5Mbps。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)対応で、最大で16台までのWi-Fi機器の同時接続が可能となっている。モバイルWi-FiルーターにおけるWi-Fi機器の同時接続可能台数は10台程度の機種が多い中、16台というのは多い方なので、家で使う際などに役立つ。
また、内蔵バッテリー容量は3,000mAhと比較的大きく、連続通信時間は約12時間となっている。
ボディサイズは約112 x 67.5 x 15.6mmで、重さは約153g。
ボディは嬉しいことにIPX2/IP5X相当の防水/防塵仕様となっている。実際にはモバイルWi-Fiルーターが濡れるシーンはあまりないようにも思うが、テーブルの上に置いていて飲み物がこぼれる可能性くらいなら誰にでもあるだろうし、ちょっと濡れた手で触ってしまうこともあるかもしれない。いずれにしても、水分や埃などに関しての予想外のトラブルが生じても安心だ。
また、別売りのオプション品のクレードルには「Ethernetポート」が備わっているので、クレードルを使えば有線LANでの接続、WAN接続を行うこともできるので便利だろう。
なお、下り最大988Mbpsの通信サービスは現状では一部のエリアに限られる。具体的には、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県の一部エリアで提供中となっている。
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