東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は携帯電話向けに提供中のサービス「モバイルSuica」について、一部サービス内容の変更を行うと共に、一部機種でのサービス提供を終了すると発表した。
今回の変化はいずれも大きなものだが、まず、年会費が完全無料化される。そして、フィーチャーフォン(通称「ガラケー」)とAndroidの古い機種がサービス対象外となる。また、モバイルSuica特急券のサービスが提供終了となる。
年会費については現行サービスでは、フィーチャーフォンとAndroidスマートフォンで「ビューカード」以外のクレジットカードを登録している方に関しては1,030円(税込)の年会費が発生するようになっている。一方でiPhoneは無料だ。ガラケー、Androidスマートフォン、iPhone、そして使用クレジットカードで違いがあるわけだが、それが解消される。
具体的には、2020年2月26日以降は、どのクレジットカードを登録していようと年会費は無料となる。
とはいえ、この変更は来年の話なので、2020年2月25日までは年会費は発生するし、それまでに支払った年会費が返金されることはない。
次に一部機種でのサービス提供終了だが、フィーチャーフォン全機種およびAndroidスマートフォンの一部機種でのモバイルSuicaにおいてログインを伴うサービスの提供が終了となる。フィーチャーフォンは2020年2月25日もしくは12月22日で提供終了となるが、終了日は機種によって異なる。
Androidスマートフォンの一部機種についても2020年12月22日でサービス提供終了となる。
こちらについては例えば「Xperia」シリーズだとおよそ「Xperia Z2」世代よりも前、「Galaxy」シリーズだと「Galaxy S5」より前くらいの機種なので、多くのユーザーにはあまり問題にならないと思うが、対象機種のユーザーは2020年12月22日までに機種変更することを考えてもいいかもしれない。
サービス提供終了となる機種の一覧はこちらのPDF(JR東日本/プレスリリース(PDF))に記載されている。
最後にモバイルSuica特急券だが、こちらもサービス提供が終了となる。ただし、これは新幹線IC乗車サービスが始まることに伴う動きなので、前述の2件と比べると、あまり気にしなくてもいいと思う。
【情報元、参考リンク】
・JR東日本/プレスリリース(PDF)
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