ヤフーは23日、「FIDO 2」(読み:ファイド)と呼ばれる生体認証を活用したログイン規格に同社のサービスが対応したと発表した。これにより、ヤフーのサービスへAndroidスマートフォン向けのWebブラウザ「Chrome」からアクセスした場合、指紋認証などの生体認証を使ってログインできるようになった。
より具体的なハードウェア要件は、OSがAndroid 7.0以上で、ブラウザがChrome70以上。もちろん指紋認証センサーを搭載するなど生体認証に対応したスマートフォンである必要もある。
FIDO 2という規格の大きな特徴は、生体認証データをサービス事業者(ここではヤフー)が保管する必要がないという点が挙げられる。ユーザーの生体認証データはあくまでもスマートフォン本体上に保存され、認証処理も本体上で行い、ヤフーのサーバーには認証結果のみが送信される。
ヤフーのサーバーにはユーザーが使っているスマートフォンのデバイス登録のみを行っておけばよいので、重要な個人情報である生体認証データをサービス事業者に渡さずに済む、ということがセキュリティ上の大きな利点となる。
この生体認証ログイン機能を使いたい場合は、「Yahoo! JAPAN ID」にログインした上で生体認証の設定に、自分が使っているAndroidスマートフォンを登録すればいい。詳しくは下記リンク先のページで確認して欲しい。
【情報元、参考リンク】
・Yahoo! JAPAN ID/生体認証ログイン設定について
・ヤフー/プレスリリース
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