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auが2018秋冬モデル5機種を発表!Xperia XZ3、Galaxy Note9、AQUOS sense2、LG it、INFOBAR xvが10月下旬より順次発売へ

KDDIは11日、都内で新製品発表会を開催し、2018秋冬モデルを発表した。Androidスマートフォン4機種とAndroid搭載フィーチャーフォン1機種の合計5機種が10月下旬以降に順次発売となる。


スマートフォンは「Xperia XZ3」「Galaxy Note9」「AQUOS sense2」「LG it」で、フィーチャーフォンは「INFOBAR xv」だ。各機種の詳細はそれぞれの実機レポート記事でお伝えする予定なので、本記事では概要と筆者が実機を触って感じたコメントのみ紹介したい。

以下、発売日が近い順に並べている。

<Galaxy Note9>


・メーカー:サムスン電子
・発売時期:10月下旬
個別の実機レポート記事
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Galaxy Note9は、お馴染みの専用タッチペン「Sペン」が最大の特徴となる「Galaxy Note」シリーズの最新モデル。今回Sペンは新たにBluetoothにも対応し、アプリを遠隔操作できる「Sペンリモコン」機能も利用可能になった。Sペンからカメラのシャッターを切ったりできる。Sペンの手書き入力のレスポンスは実機を触ったところ非常に快適で、ほぼ紙にペンで書くのと変わらない追随性だったことも記しておきたい。筆者個人の感覚では従来のSペンのレスポンスは書いた動きに対して画面に線が描画されるまでに若干待つ感じであまり本格的に手書きメモをしようと思わなかったが、Galaxy Note9はデジタルノートとして本格運用できそうだと感じた。

また、128GBという大容量のストレージ、4,000mAhという大容量のバッテリーなども魅力。基本的なパフォーマンスは言わずもがなで快適そうだ。

<▲図:Sペンのレスポンスは極めて良好>




<Xperia XZ3>


・メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
・発売時期:11月上旬
個別の実機レポート記事
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依然として人気のソニーモバイルの「Xperia」シリーズの最新機種。Xperia史上初となる有機ELディスプレイを搭載し、「ブラビア」で培った技術を結集し、コントラストに優れた美しい描画性能を誇る。実際かなり綺麗だ。また、デジタル一眼で撮ったかのような精彩な写真、動画撮影も可能。特に動画性能はXperiaは優れている。搭載OSはAndroid 9。基本的にカメラ、AV関連の機能・性能はやはり優れていると思う。ただ、結構ボディが大きいのでちょっと持ちにくいかもしれない。とはいえ、ケースを付ければ全然問題ないかもしれない。





<AQUOS sense2>

・メーカー:シャープ
・発売時期:11月上旬
・個別の実機レポート記事(現在準備中。公開後にリンクを追記します)
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シャープは今冬、ハイエンドの「AQUOS zero」とベーシックモデルの「AQUOS sense2」を製品化したことをすでに発表済み。そのうちAQUOS sense2はauから登場する。AQUOS zeroは本記事執筆時点ではどの通信キャリアが扱うのか明らかにされていないので、auから追加登場するかどうかも分かっていない(※追記:AQUOS zeroはソフトバンク独占モデルとなった)。ベーシックモデルとはいえ、AQUOS sense2は非常によく出来ていて、実機を触った印象は本当に良かった。エントリー/ミドルエンド機を求めている方には本当にオススメできる。ちょうどいいボディサイズにちょうどいい5.5インチディスプレイで、解像度も良く、描画性能も良い。ベゼル(額縁部分)も狭く、見た目も十分先進的。カメラではAIオート機能もある。スマホ初心者向けの「かんたんモード」などもある。また、2年間のOSアップデート保証も魅力的。指紋認証センサーをホームキー、戻るキー、履歴キーとして使うことができるのも便利だ。一昔前のAQUOSと違って、本当に良い仕上がりで驚くほど。

<▲図:指紋センサー(ホームボタンに見える場所)をホーム、戻る、履歴操作にも使えるので非常に便利>




<LG it>


・メーカー:LGエレクトロニクス
・発売時期:11月上旬
・個別の実機レポート記事(現在準備中。公開後にリンクを追記します)
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LG itはスマートフォンへの移行に関心はあってもなかなか踏み出せない、という方向けの機種。しかも、自信はないけどちゃんと学んで使いこなせるようになりたい、という方向け。プリインストールされた「auかんたんガイド」が非常に優れていて、それこそタッチ操作、スクロール操作などスマートフォン特有の操作方法、用語などを順序立てて学べるようになっている。かんたんスマホ系の機種よりもある意味親切かもしれない、と思うほど。文字入力の練習もできるし、普段分からないことが出てきたときの調べやすさもいい。ただし、さすがにハードウェアのスペックは高くないので、すでにスマートフォンを使っている方には物足りないかもしれない。かんたんスマホ系は嫌だけど普通のスマホへの移行には自信がない、という方にはかなり良い機種だと実機を触って感じた。

<▲図:スマホ初心者に嬉しいガイド機能は非常に良い出来>




<INFOBAR xv>


・メーカー:京セラ
・発売時期:11月下旬
・個別の実機レポート記事(現在準備中。公開後にリンクを追記します)
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「INFOBAR」15周年記念モデルとしてすでに情報が先行公開されていたので、すでに首を長くして待ち続けている方も多いと思う。OSとしてはAndroidを採用しているが、他のAndroidフィーチャーフォンと同様、操作系も機能も基本的にはフィーチャーフォン。「LINE」、FMラジオ、テザリングなどの機能が搭載されている他、「Googleアシスタント」「Siri」をスマートフォンと連携してINFOBAR側から呼び出すことができる点は今の機種ならでは。実機を触った印象としては非常に良く出来ていて、とてもカッコいい。ただ、やはりガラケー(フィーチャーフォン)なので、すでにスマートフォンがメイン携帯電話になっている方には機能面では物足りないと思う。一方で、電話機としては形状的にも適しているし、カッコいいし、キーも押しやすく、話しやすい。また、auの4G LTEケータイとしては初の「+メッセージ」対応機種でもあるので、auのガラケーユーザーがINFOBAR xvに機種変更するのはいいと思う。テンキーはボディ外形に沿ったフレームがないフレームレス構造なので強度や押しやすさが損なわれていないかと懸念していたが、実際に触った感じでは問題なさそうだった。キーが外れてしまいそうな感じはない。





(筆者コメント)

auの秋冬モデルのラインナップはハイエンドモデルが乏しいという印象だが、全体的に悪くないといえば悪くないのかもしれない、とも思う。ただ、Xperia XZ3もGalaxy Note9もボディが大きく重いので、手頃なサイズ感のハイエンド機を求めている方向けの選択肢がないのは残念だ。中型・小型のハイエンドスマートフォンを求めている方は、今回の5機種はスルーして次の新機種発表を待った方がいいと思う。もしくは夏モデルが安くなってきているので夏モデルも狙い目かもしれない。

一方でスマートフォンにそれほどのスペックを求めていない方にはAQUOS sense2は無条件でオススメできるほど良く出来ているように思えた。もちろん短時間しか触っていないので保証はできないが、シャープは「AQUOS R」以降、全体的に質が上がっていて、それはAQUOS sense2からも感じ取れる。デザイン、スペック、機能、操作性、実際のパフォーマンス、価格と、バランスに優れた良い製品だと思う。

また、LG itもガイドが非常に良くできていたので、スマホ初心者には良いと思う。重ねて言うが、かんたんスマホ系よりも親切じゃないかと本当に感じた。

INFOBAR xvはフィーチャーフォンなのでスマートフォンユーザーには勧めにくい部分もあるが、モノとしては非常によく出来ていた。INFOBARファンは満足できる仕上がりだと思う。

発表会場でラインナップを最初に見たときは数も少なく微妙に感じたが、実機を触ってみると悪くないラインナップなのかもしれないと考えを改めた。とはいえ、前述したように手頃なサイズのハイパフォーマンス機がないので、そこは残念だ。

後ほど順次実機レポート記事を公開したいと思うので、少し待ってほしい。

【情報元、参考リンク】
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KDDI/プレスリリース

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