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【せう先生のスマホ講座】第73回:もう次のバージョンが……。「Android O」では何が変わる?(その2)

GAPSISをご覧の皆さん、「せう」です。こんにちは。ようやく夏休みの日程が確定したので、どこか行くべくリサーチしているのですが、いやはや、なかなか大変ですよorz

<▲図:Android Oは「Octopus」?>

今回は、前回(こちらのページ)に引き続き、Androidの次期バージョン「Android O」(Android 8.0)の新機能をご紹介します。

■OSレベルでオートフィル(自動入力)に対応

<▲図:OSレベルで自動入力をサポート>

現在のAndroid端末では、一部メーカーが独自実装で「パスワードマネージャ」などという名称でオートフィル(自動入力)機能を提供しています。WebサイトなどのフォームでユーザーIDやパスワードを自動的に埋めてくれるあれですね。

Android OではOSレベルでオートフィルに対応しているため、別途Google Playから好きなオートフィルアプリを入手してインストールできます。


■「提供元不明のアプリ」に関する仕様変更

<▲図:「一括設定」から「ソースアプリごとの設定」に>

従来のAndroidでは、アプリケーションのパッケージファイル(APKファイル)を直接端末にインストールする際に、セキュリティ設定の「提供元不明のアプリ」をオンにして、インストールを許可する必要があります。

Android Oでは、APKファイルの入手(ダウンロード)に使う個々のアプリに対してインストールの許可を与えるように仕様変更されます。そのため、「Chromeを使ってダウンロードしたAPKファイル」を、「Firefoxを使ってダウンロードしたAPKファイル」でバージョンアップするといった風に、APKファイルのソース(ダウンロードに使った)アプリが変わった場合は個別に許可を与える必要があります。


■設定画面のユーザーインターフェイスの変更

<▲図:またUIがリニューアルしました>

Android Oでは、再び設定画面のユーザーインターフェイスが変更され、さらにシンプル化しました。

各項目からのメニューショートカットは再びなくなりました。設定項目の配置も一部見直されています。設定項目を見つけづらい、という場合は従来通り項目の検索機能がありますのでそれを使いましょう。


まだまだ、他にも変わったところがあります。次回も引き続きAndroid Oの新機能を紹介します!




記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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