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ミサイル飛来の可能性がある場合はケータイへのJアラート(全国瞬時警報システム)をチェック

地震や大雨・洪水、台風といった大規模な自然災害が発生した場合には、携帯電話向けのエリアメール/緊急速報メールで情報を受け取ることに慣れているが、ミサイル発射/飛来の可能性がある場合にも同じく携帯電話向けに情報が発信されることには馴染みがない。

<▲図:ドコモ向けのエリアメールでのイメージ>

現実にはまだその情報を受けた経験はないが、そういう仕組みがあることは知っておきたい。

これは2014年4月から運用開始となった総務省消防庁のJアラート(全国瞬時警報システム)によって行われる。


Jアラートでは「国民保護に関する情報」が発信されるようになっているが、それは具体的には武力攻撃から国民の生命、身体及び財産を保護し、武力攻撃が国民生活及び国民経済に与える影響を最小とするために提供される避難、救援、災害復旧等の情報や、弾道ミサイル情報等、国民に緊急で知らせるべき情報のことを指している。

例えば、弾道ミサイルが発射され、日本に飛来する可能性がある場合、政府は事前連絡なしでJアラートを使用し、国民に情報を発信する。Jアラートが使用されると、市町村の防災行政無線等が自動起動し、屋外スピーカー等から警報が流れ、加えて携帯電話にエリアメール/緊急速報メールが配信される。

NTTドコモ向けはエリアメール、au/ソフトバンク向けは緊急速報メールだが、いずれも総務省消防庁からの発信となる。

<▲図:左がau向け、右がソフトバンク向けのイメージ>

Jアラートの場合、緊急地震速報とは違うサウンドが流れるので、一瞬ビックリするかもしれない。サウンドは、「国民保護に係る警報のサイレン音」で、少し不安にさせるような音になっている。音は下記のリンク先ページで聞くことができる。
国民保護に係る警報のサイレン音

弾道ミサイルが日本に飛来する可能性があるとわかった場合、まずは発射された旨の情報が発信される。弾道ミサイルがどこに落下するか等の情報は続報で伝達されるので、まずは落ち着いて続報に備えるよう案内されている。

日本の領土・領海に落下する可能性があると判断された場合は屋内避難の呼びかけが行われる。屋内避難の呼びかけを受けた場合には、直ちに近くの建物等に避難するよう案内される。

なお、Yahoo!防災アプリなどでもJアラートを扱っているので、SIMフリースマートフォンユーザーなどで、自分の使っている機種がJアラートを受信できるかどうか分からない方は、別途サードパーティ製アプリもインストールしておくといいかもしれない。

【情報元、参考リンク】
内閣官房国民保護ポータルサイト/弾道ミサイル落下時の行動
消防庁/全国瞬時警報システム(Jアラート)とは
GAPSIS/携帯電話の緊急速報「エリアメール」「緊急速報メール」でミサイル発射情報などの国民保護に関する情報も配信へ
Google Play/Yahoo!防災アプリ

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