Androidニュース&アプリ情報メディア

ファーウェイ・ファンミーティング名古屋レポート:モバイルプリンス&GAPSIS編集長トークセッション編

前回の記事に続き、ファーウェイ・ジャパンが11月18日に名古屋で開催したファンイベント「HUAWEI JAPAN Touch and Try Tour 2016 モバイルプリンスのファーウェイ王国ファンミーティング」のレポートをお届けしたいと思う。今回は名古屋イベントレポートの最終回として、モバイルプリンスさん(以下、敬称略)と私、GAPSIS編集長 長田(ながた)によるトークセッションの内容を紹介したいと思う。

<▲図:モバイルプリンスとGAPSIS編集長のトークセッション>

前回までの記事からも分かるように、このイベントはファーウェイのハイエンドスマートフォン「HUAWEI P9」とWindows 10搭載2-in-1タブレットPC「HUAWEI MateBook」の紹介を中心としたもの。

イベントの主な内容はファーウェイ・ジャパン担当者による製品紹介プレゼン、参加者によるP9及びMateBookのタッチ&トライ、そしてトークセッションだ。

意外とトークセッションの割合も大きく、今回の一連のイベントへの参加に向けてモバイルプリンスと私はしばらく前からP9とMateBookを借りて、日常的に使ってきた。このトークセッションでは、その中で感じてきたことを2人で語っている。


<登壇者紹介>

スマホ、PC、各種ガジェット類への関心が強い方、特に普段から情報収集している方には紹介する必要がないかもしれないが、モバイルプリンスは、沖縄在住のラジオパーソナリティーで、毎週木曜日21時からラジオ「スマートフォン王国」を届けている。もちろん沖縄県外からも聴取できるので、関心がある方はこちらの公式サイトをチェックしてほしい。

<▲図:P9とMateBookを手にしたモバイルプリンス>

公式の経歴を見ると、デビューは2004年の1月にピン芸人としてだったようだ。その後、色々あって脱サラし、フリーランスとして現在はラジオパーソナリティーのほか、ライター、講師などとして活躍している。

フリフリのついたシャツに独特なベスト、王冠、変なメガネがトレードマークで、特にモバイル界隈では抜群の知名度を誇るヒーローだ。

今回のファーウェイのイベントでは、司会進行、トークセッションと多くの役割を担当し、イベントの冠にもなっている。

そのモバイルプリンスと共に話をするのは、私、GAPSIS編集長だ。

<▲図:モバイルプリンスの隣が私>

モバイルプリンスとのトークセッションは初。ところが、思いの外、相性も合い、喋っている本人も楽しいトークセッションとなって、実は今回の名古屋イベントでは時間が押してしまった。

そもそも人前でトークセッションをすること自体久しぶり。「Android Bazaar and Conference(ABC)」やショップでのイベントなど、様々な形で何度か登壇したことはあるが、ファーウェイに関しては、確かSoftBank向けの「STREAM」とか、イー・モバイル向けの「GS02」の頃に開催されたイベントで登壇したのが最後。今回、久しぶりのトークセッションで緊張したが、モバイルプリンスのトーク術、そしてP9とMateBookが良い機種だったこともあり、かなり熱中して喋ってしまった。

以下、そのトークセッションの模様をお伝えしたい。

モバイルプリンスはモバプリ、長田は長田で表記。ファーウェイ・ジャパンの岩崎氏も継承を略して岩崎と表記。


<HUAWEI P9について>

モバプリ:2人ともP9を数週間使ってきたわけですが、まずはP9のオススメのポイントを3つ挙げたいと思いますが、いかがでしょうか? 僕はデザイン、機能とか、岩崎さんが紹介したようなポイントが素直に良いなぁ、と思ったんですが。

長田:僕はまだちょっと3つに絞るのは難しいですね……。デザインも良いし、カメラも良いし、ファーウェイ独自のUIである「EMUI」もかなり細かく設定できて多機能なのでそれも捨てがたい。値段の安さ、コストパフォーマンスも良いですし、指紋認証もここまで何週間か1度もミスることなくパッと認識してくれるので良いし、ちょっとまだ3つに絞れませんね。

モバプリ:EMUIの設定については、さっき打ち合わせといいつつ、二人で「これが良い」とか「こういう機能や設定もある」とか、教え合ってで盛り上がってしまいましたよね(笑) (※編集部注:通信速度を通知バーに表示したり、ナビゲーションバーのカスタマイズをしたり、指紋認証センサーに機能を割り当てたり、かなり色々な操作を設定できます。ジェスチャー操作も含めるとかなり膨大です)。

<▲図:EMUIの設定例。通知パネルや指紋認証センサーに関する設定>

長田:ですね。かなり盛り上がりましたね。そうそう、話を戻して、一番のオススメポイントですが、僕にとっては基本パフォーマンスの良さかもしれません。僕が日頃スマートフォンで一番使うのはブラウザとかSNSで、特にブラウザは40個とか50個のタブを一気に開いてから順々に見る、というスタイルなんです。これが機種によってはモタつくんですよね、どうしても。

モバプリ:え!? タブを40個とか一気に開くんですか? え? え? 何を見てるんですか? エ○サイトとかですか?


長田:……え、えーと、(小さい声で)まあそういうものもあるんですが、とにかく困るんですよね、モタつくと。でもP9は40個とか50個タブを開いても、結構実用的なスピードで動いてくれる上に、ボディもあんまり熱くならないんです。この基本パフォーマンスの良さが一番のオススメポイントですね。

モバプリ:40とか50って凄いな……。

長田:……。

モバプリ:(会場の参加者に向かって)40とか50個もタブを開くような使い方する方います? (全く手が上がらず)長田さん見てくださいよ! ここに集まった猛者たちでもそんな特殊な使い方する人いませんよ!! 

(※編集部注:実は具体的にどのようなサイトを開いて、どのように使っているのか話しているのですが、一部下ネタも入っていたのでカットしています。ただ、画像や動画が載っているサイト等を何ページも開いても、十分実用的な速度で動くとのこと)

モバプリ:まあ、でもそういう特殊な使い方でも動きが悪くならない、ということですね。これはP9が自社開発のKirinチップを使っている影響もあるんでしょうかね? 季節的な影響を差し引いても、僕も確かに使っていて熱さを感じる、ということがなかったですね。

岩崎:発熱に関しては、Kirinの省電力性能のおかげですね。余計な処理をさせずに省電力で動かす、ということなので、当然ながら熱の発生も少なくなります。この省電力性能の高さは推しの一つです。「Kirinだからできる」ことですね。

<▲図:ファーウェイ・ジャパンの岩崎氏>

モバプリ:独自のCPUを使っていてパフォーマンスも良いということで、ベンチマークを測ったりしても、結構良いスコアが出ますよね。

長田:僕も(AnTuTuで)95,000前後くらい出ますね。正確には95,700とか行ったかな。

モバプリ:僕は96,000とか出ましたよ!!

長田:負けましたね。でももう一回やれば勝てるかも!

モバプリ:まあ今のところ僕が暫定チャンピオンということで。話を戻しますが、僕が最初に良いと思ったのはやっぱりカメラなんですね。この「ダブルレンズカメラ」。ちなみに岩崎さん、これは「デュアルレンズカメラ」ではないんですよね?

岩崎:そうですね。「デュアル」と言うと、同じようなものが2つ付いているようなイメージですが、P9の場合、異なる役割のレンズが付いているので「ダブル」と呼んでいます。

モバプリ:なるほど。それにしてもカメラ機能はProモードなんかもそうですが、かなり細かく色々なモード、設定、機能が付いていますよね。ビックリするくらい細かく設定できます。この辺り、長田さんどうでした?

長田:僕は普段のスナップ写真とかにはミラーレスを使っていて、スマホのカメラは記憶の補助用途にしか使っていませんでした。駐車場の番号とか、初めて行く場所での道順とか、記憶のサポート役にスマホのカメラを使っています。でも、今回P9を借りて、全てのモードと細かい設定を試してみました。例えばProモード。Proモードでは測光モード、ISO感度、シャッタースピード、露出、フォーカスモード、ホワイトバランスの調整ができますが、ホワイトバランスでは色温度での微調整もできます。このProモードだと、色々なシーンでかなり綺麗に撮れるので、普段のスナップ写真でミラーレスは要らないかも、と思い始めました。

長田:ここで、一つご紹介したいのものがあります。11月14日の月は「スーパームーン」と言って、月と地球の距離が最接近し、満月が普段よりも大きく見える月の日だったんです。その翌日が非常に晴れていて、このP9で手持ちで撮ってみました。ISO感度を50にしてシャッタースピードを調整すると、なんと月の模様がちゃんと撮れたんです。これには結構感動しました。普通のスマホで撮るとただの真っ白にしかならないんですよね。ビックリしました。

<▲図:これはパソコン上で拡大したもの>

<▲図:これもパソコン上で拡大したものだが、
キチンと月の模様が撮影できていることがわかる>

モバプリ:オォォ!! ホントだ!! 本当に模様が見えますね!! これからクリスマスのイルミネーションなんかも多くなって、心が荒む時期ですが、このProモードはイルミネーションなんかにも良さそうですね。そういえば、岩崎さん、カメラといえば、何かオススメの機能とかありますか?

岩崎:そうですね。ちょうどこれから忘年会シーズンで、飲み会などでも写真を撮るということも多いと思います。そういう時に便利な機能として、音声シャッターがあります。左メニューからこの機能をオンにすると、例えば「チーズ」と言えばシャッターが切れるので、複数人で撮影したいときなどに便利ですね。また、スロー撮影とかも面白いですね。

<▲図:岩崎氏もP9のカメラ機能の紹介はノリノリ>

モバプリ:そうだ。他にも聞きたかったことがあるんです。「パーフェクトセルフィー」機能ってファーウェイさんの社内では、どんな位置付けで考えられている機能なんでしょう?

岩崎:パーフェクトセルフィーはさすがに男性ユーザーをターゲットとした機能ではないです。主に女性ユーザー向けで、簡単にいうとプリクラ補正です。ただ、この機能は単に顔の色を白くしたり、とか言ったものではないんです。事前に自分の顔を正面、横、下などアングル別に撮影しておきます。で、いざセルフィーを撮った時に、それを元に、一番いい表情に加工してくれるんです。色合いだけでなくアングルとかも含めて加工してくれるんです。

<▲図:モバイルプリンスはパーフェクトセルフィーが大のお気に入りだった>

モバプリ:これ、自分の顔だけ事前に登録しておくと、複数人でセルフィーを撮った時、自分の顔だけを加工してくれるんですよね(笑) 持ち主だけちょっと綺麗になる、という、ちょっとずるいような良い感じの機能ですよね。で、目の大きさとか輝きとか10段階で調整できますけど、全部やると宇宙人みたいになっちゃいますね、さすがに(笑) Twitterで公開したら、ちょっとキモい、と言われちゃいました。やりすぎだって。でも、この機能ホントすごいですよね。


<MateBookについて>

モバプリ:MateBookの魅力は、やっぱり軽さですかね。自分の体重には無頓着なくせにモバイル機器には10g単位で文句をいうという勝手さなんですけど、640gで6.9mmと軽くて薄い、というのが良いですね。長田さんはどうでしょう?

<▲図:モバイルプリンスは軽さと薄さをかなり重視していた>

長田:多くの人に共感してもらえるという点ではないかもしれないですけど、キーボードカバーです。まず、このキーボードにはバックライトが付いていて、暗い場所での作業時にとてもありがたいんです。

<▲図:バックライト(写真は参加者の変デジ研究所さんの記事からの転載)>

長田:もう一つは、僕にとっては物凄く重要なポイントで、MateBookは意外と膝上でも使えるんです。2-in-1タブレットって、どうしても頭(本体)側が重いので、膝上で使えないものが多いんです。すぐにひっくり返ったり、不安定だったりで。でもMateBookの場合、もちろん完璧に安定しているとは言えないものの、十分膝上で使えるんです。電車の中とかで本当に助かります。

<▲図:意外と膝上でも使える>

長田:そうだ。もう一ついいですか? Mateペン。Mateペンには内蔵バッテリーが入っていて乾電池は使いません。Surfaceペンとかの場合、単6型の乾電池を使っていますけど、これが普通の家電量販店には置いてないんです。Amazonとかの通販で買うしかないほど一般的な型じゃないんです。その点、Mateペンは乾電池不要で、MateBookのUSB端子にType-C to micro-Bのケーブルを接続して充電できてしまうので、かなり便利です。

モバプリ:僕も一点。昨夜、朝4時頃まで長田さん達はFacebookメッセンジャーで打ち合わせしていたじゃないですか。僕は前泊してホテルでAmazonプライムビデオをMateBookで見てゴロゴロしていたんです。そしたら、そのまま朝まで寝落ちしてしまいました。軽くて薄いんで、ベッドで動画を見るとかもしやすいんですよね。


【ファーウェイ P9&MateBook関連レポート記事】
◆名古屋イベント編
名古屋ナナちゃん前で開催中のファーウェイ街頭イベントレポート!
名古屋ファンミーティングレポート:会社及びHUAWEI P9紹介プレゼン編
名古屋ファンミーティングレポート:MateBook紹介&イベントの様子編
名古屋ファンミーティングレポート:トークセッション編

◆東京イベント編
品川街頭イベントレポート
新宿街頭イベントレポート
ファンミーティング東京レポート:P9とMateBook紹介編
ファンミーティング東京レポート:トークセッション&イベント模様編

◆大阪イベント編
大阪街頭イベントレポート
ファンミーティング大阪レポート前編:カメラ、基本性能、指紋センサーの多機能さなど魅力満載のスマホP9


【情報元、参考リンク】
「HUAWEI Touch and Try Tour 2016」について
ファーウェイ・ジャパン主催ブロガーイベント公式サイト
HUAWEI P9製品サイト
HUAWEI Matebook製品サイト

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件