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au、法人向けにWindows 10 Mobile搭載スマホ「HP Elite x3」を9月5日発売

KDDIは31日、法人向けの製品として日本HP製のスマートフォン「HP Elite x3」を9月5日より販売開始すると発表した。HP Elite x3は、Windows 10 Mobileを搭載するスマートフォンで、通信に関してはau VoLTE、LTEのキャリアアグリゲーションやWiMAX 2+にも対応する。

<▲図:HP Elite x3>

同社によれば、法人契約におけるスマートフォンの普及率は5月時点で60.5%。用途はメール、スケジュール管理等が69.9%で、音声通話が59.0%、情報共有(グループウェア等)が42.7%となっている。

それらの用途はAndroidでもiOSでも今では問題なくこなせるほどアプリ/サービスが揃っているが、Windows 10 Mobileならではの魅力もある。

例えば、HP Elite x3では、それらの用途に加えて、外部ディスプレイに繋げばパソコンのような感覚で利用できる「Continuum」機能によって、1台でスマートフォン環境とPC環境を実現でき、社内システムとの連携もしやすい。

<▲図:デスクドックの使用イメージ>

オプションの周辺機器「デスクドック」にはUSBポート、有線LANポートを備え、HP Elite x3の急速充電にも対応する。そして、外部ディスプレイに繋ぐことで、デスクトップPCのような使い方ができる。「ノートドック」は薄型軽量で12.5インチのディスプレイ、大容量バッテリーを搭載し、ノートブックとして使うことができる。

<▲図:ノートドックの使用イメージ>

また、セキュリティ面では、HP Elite x3自体のセキュリティ、Windows 10 MobileのOSセキュリティ、KDDIのネットワークセキュリティ、そしてモバイルデバイス管理ソリューション「KDDI Smart Mobile Safety Manager」を組み合わせることで、法人ユーザー向けに安全・安心な環境を提供できるという。

ボディはIP67相当の防水・防塵仕様で、タフネス設計として米国国防総省の調達基準であるMIL-STD-810G準拠の試験をクリアする堅牢性を持つ。振動・衝撃試験、粉塵試験、落下試験、圧力環境や高温環境などの環境試験をクリアしている。

本体サイズは約161.8×83.5×7.8mmで、重さは約195g。

ハードウェアの主な仕様を確認すると、CPUはQualcomm Snapdragon MSM8996 with Adreno 530 GPUで、メモリは4GBで、ストレージ容量は64GB、ディスプレイは約5.96インチで解像度が2,560×1,440ドットのアクティブマトリクス型有機ELで、「Corning Gorilla Glass4」でカバーする。

カメラはメイン側が約1600万画素で、サブカメラは約800万画素。さらに網膜認証用に240万画素の赤外線カメラも搭載する。

バッテリー容量は4,150mAhで、ワイヤレス充電も可能。

販売価格は標準パッケージが77,800円で、プレミアムパッケージ(イヤホン同梱)が79,800円。オプションのデスクドックは12,000円、ノートドックは49,800円となっている。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース
HP Elite x3製品ページ

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