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FF新作ブレイブエクスヴィアスはどんなゲーム? スーファミ時代のFFの良さを残す王道RPG

スクウェア・エニックスのスマートフォン向け新作RPG「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」(以下、FFブレイブエクスヴィアス)をある程度進めたので、どんなゲームか紹介したいと思う。

戦闘シーンからも昔ながらのFFの雰囲気が伝わると思う。
それでいて「オート」などの便利な機能も導入している。


FFブレイブエクスヴィアスは昨秋リリースされた「ファイナルファンタジー」シリーズのスマートフォン向け新作RPGで、AndroidとiOSに対応している。スーパーファミコン時代までのシリーズ作品の雰囲気を感じられつつも、近代のスマートフォンゲームのシステムを融合した王道RPGだ。ダウンロード数は先日500万を突破し、好評なようだ。

単にキャラクターを集めて戦って強化して、というだけではない点は同じく昨秋リリースされた「星のドラゴンクエスト」と同じで、キチンとしたRPGとなっている。自由にダンジョンや街の中を動き回れ、エンカウント式のバトルも用意されているという点では、「星のドラゴンクエスト」よりも「昔ながらのRPG」と言えるかもしれない。

筆者は今、星のドラゴンクエストとFFブレイブエクスヴィアス、どちらもプレイしているが、好みは分かれるがよく出来ていると思う。



さて、そのFFブレイブエクスヴィアスだが、ワールドマップは美しいグラフィックで描かれた一枚絵で、シナリオを進めていくごとに新しく行ける町やダンジョンが現れる。町やダンジョンへはタップするだけで移動できる。

ワールドマップは一枚絵の綺麗なグラフィックで描かれている。シナリオが進むと新しく行ける場所が増える。


例えば最初の「ミトラの町」は町の中を昔のFFのように自由に動き回れ、町の人たちの話を聞くこともできる。町の中、ダンジョン(後述参照)はドット絵で描かれていて、スーパーファミコン時代の作品風だ。

左図:左に光っている丸い何かがあると思うが、これはタップして左にドラッグしている最中のイメージ。
右図:ミトラの町のマップ全体図。


移動は画面上を上下左右の方向にドラッグすることでできる。もしくは移動したい場所をタップしてもいい。また、左下の「街メニュー」を開き、街の中の建物をリストから選んでもいい。瞬間移動できる。

移動方法をいくつか用意してくれているのはユーザーフレンドリーでありがたい。街中には武器屋、防具屋、道具屋、アビリティ屋などがあり、様々なアイテムを購入できる。

また、街に限らずダンジョンもだが、昔のFFのように隠し通路もある。一見黒くて通れない場所でも通れたりするので、思わぬ場所に宝箱が見えた時は道を探ってみよう。

右図をご覧頂けばわかるが、ここはマップ内で通れる場所としては描かれていない。
このように隠し通路を通っていける部屋もある。


ダンジョンは今のところ2種類あるようだ。一つはマップがなく、3、4回の戦闘ステージが用意され、単に戦闘を進めていくだけのもの。ストーリークエストがこれだ。連続して戦闘になるので、ポーションなどのアイテムもちゃんと用意していきたい。戦闘中でもキャラクターたちが会話し、シナリオが進んでいく。

戦闘中にも会話シーンは入る。

もう一つはダンジョンマップがある場所だ。これは「探索マップ」と呼ばれている。こちらは街と同様、自由に動き回り、宝箱を探したりできる。このマップありダンジョンではエンカウント式の戦闘シーンが入る。移動している時に突然戦闘シーンに入るタイプで、レベル上げなどにもちょうどいい。また、マップ内では、アイテムを使って回復させたりもできる。この辺りは昔のFFと同じだ。

FFブレイブエクスヴィアスは筆者がプレイしている段階までは、今のところ一本のシナリオに沿って進んでいる。どこまで本格的なストーリーが描かれるのかは分からないが、多少アバウトな雰囲気が意外と良い。公式のストーリー概要は次の通りだ。

Vision ビジョン――
それは具現化される人の想い。

Lapis ラピス――
それはビジョンが込められた
クリスタルが存在する世界。

クリスタルの力によって人々は
満たされ各国は繁栄を続けていた。
しかし、闇が光を蝕むように
その平和は偽りのものと断罪される。

ラピスが滅亡への時を刻むとき、
2人の騎士がビジョンと共に闇へと立ち向かう。

これは新たなクリスタルの物語――


戦闘システムは旧作と見た目こそ違うがコマンドバトルだ。ザコ戦では「たたかう」を連打していた昔のFFと同じで、FFブレイブエクスヴィアスでもザコ戦は「ユニットウィンドウ」を順に連続タップするだけで終わる。画面下側が各キャラクターの操作パネルエリアになっていて、各キャラクターの枠をユニットウィンドウと呼ぶ。単にタップすると「たたかう」になり、下フリックで「ぼうぎょ」、左フリックでアイテム、右フリックでアビリティや特殊攻撃を選べる。スマートフォン向けに設計されたコマンドバトルシステムといった感じだ。

各キャラクターの名前、HP/MPが表示されている枠がユニットウィンドウ。


さすがにボス戦や難しい敵、こちらのHPが少なくなってきた時などはコマンドを考える必要がある。キャラクターの状態によっては防御も必要だろう。また、連続して攻撃が決まると「CHAIN」と言って連鎖のようなボーナスがあり、より大きなダメージを与えられるので、これも上手く使いたい。

戦闘に参加できるパーティーは最大6人で、1枠には他のプレイヤーのキャラクターを入れられる。この辺りは最近のスマートフォン向けゲームでは一般化しているのですぐに慣れると思う。できるだけレベルが上のキャラクターを連れて行った方が楽なのは言うまでもない。

また、便利な機能として「AUTO」がある。自動でコマンドを選んで戦ってくれるので、慣れたらいっそザコ戦はオートでもいい。電車の中で立っている時などもオートが便利だ。

キャラクターを強化するには強い装備を持たせたり、レベルを上げたりしていくわけだが、レベル上げは必ずしも戦闘だけによるものではない。てっとり早くレベルを上げる方法が用意されている。それがユニット(キャラクター)の強化だ。ガチャ(ゲーム内では「召喚」と呼ぶ)で入手したユニットと合成させることでレベルを一気に上げていくことができる。例えば、筆者の場合、序盤も序盤だが、レベル29やレベル25のキャラクターがいることが下の画像からもわかると思う。ただ、これくらいのレベル差であれば、ゲームバランスを崩すほどではないので、これはこれでいいのだと思う。

左が筆者のパーティ、右がユニット強化の画面。
ザコい印象のザボテンダー(こいつは「メタルサボテン」)だが、こいつで一気にレベル上げができた。
ちなみにノーマルガチャで出ている。


さらに、序盤のある程度のところまで進むと「幻獣」を入手でき、それをキャラクターにセットすることができるようになる。それも一つの強化だ。


装備品やアビリティは前述したように街で購入することもできるが、自分で作り出すこともできる。ホーム画面に「鍛冶」「アビリティ」「調合」といったメニューがあり、「レシピ」と「素材」があれば作り出すことができる。

細かい要素まで含めると、できることはかなり多いが、序盤のまだシステムをよく理解していない段階では適当にやっても進めるようになっているので、おいおい理解していけばいいと思う。正直な話、一度で全部を理解するのは難しいと思うので少しずつでOKだ。そしてある程度の適当さを許容してくれる設計になっているので助かる。

ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアスは意外とキチンとRPGしているので、昔からのFFファンや王道RPGファンにはマッチすると思う。

料金体系は基本プレイ無料のアイテム課金制で、課金アイテムはレアガチャ(レアキャラクターの召喚)やキャラクターの枠(ユニット枠)、フレンド枠、アイテム枠の拡張などに使う。キャンペーンなどでも課金アイテムはある程度の数は無料でもらえるので、それで十分というプレイヤーも多いと思う。

アプリは下記のリンクからダウンロードできる。




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【情報元、参考リンク】
「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」公式サイト
Google Play/「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」

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