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WiMAX 2+のキャリアアグリゲーションがついに大都市部へ。9月上旬から首都圏、京阪神、名古屋、政令指定都市で順次利用可能に

UQコミュニケーションズは10日、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーション(CA)の対応エリアを9月上旬より順次、首都圏、京阪神、名古屋、政令指定都市に拡大すると発表した。以前より9月末までには全国のWiMAX 2+エリアにおいてキャリアアグリゲーションの対応を完了させる予定とされてきたが、ついに大都市部の対応が始まる。

キャリアアグリゲーションは複数の周波数帯で同時に通信することで通信速度を向上させる技術。WiMAX 2+の場合、もともとは20MHz幅の周波数を使ってサービス提供してきたが、もう一つ20MHz幅の周波数が使えればキャリアアグリゲーションを導入できる。

そこで、従来WiMAXが使ってきた周波数のうち20MHz幅をWiMAX 2+に切り替えることで、WiMAX 2+で2つの20MHz幅を使えるようにしよう、というのが現在行われている整備。これによって、キャリアアグリゲーション対応済みエリアでは、対応機器では下り最大220Mbpsでの通信が利用可能になる。例えばルーターの「Speed Wi-Fi NEXT W01」や、auの対応スマートフォンなどだ。

ただし、実は一点注意事項がある。WiMAXの使用周波数は計30MHzで、そのうち20MHzをWiMAX 2+に切り替えてしまうため、WiMAXは下り最大40Mbpsから下り最大13.3Mbpsへとスピードダウンすることだ。WiMAX 2+非対応機器を使用中の方はこの機会にWiMAX 2+対応機、できれば下り最大220Mbps対応機に変更する方がいいだろう。

UQコミュニケーションズだけでなく、ニフティやソネット、GMOとくとくBBなどMVNO各社で機種変更をおトクにできるキャンペーンが実施されている。

【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/プレスリリース

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