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UQ、8月下旬にWiMAX 2+のキャリアアグリゲーションに対応する予定の地域を発表。8月は一気にエリア拡大

UQコミュニケーションズは29日、「WiMAX 2+」のキャリアアグリゲーションに今後対応する地域のリストを更新し、最新情報を公開した。同社は公式サイト上に、キャリアアグリゲーションに対応する地域のリストを記したPDFを公開しているが、今回、その情報が更新された。


キャリアアグリゲーションというのは、複数の周波数帯で同時に通信することで速度を向上させる技術で、UQコミュニケーションズはWiMAX 2+で使う周波数帯を20MHz幅1本から2本に増やすことで実現している。

新たに追加されたエリアは、8月24日から1週間程度でキャリアアグリゲーション対応する予定の地域で、宮城県仙台市や広島県広島市など。

また、8月は8月3日から1週間程度の間にエリア対応する地域が非常に多くあるので、この一ヶ月でキャリアアグリゲーション対応エリアが一気に広がる予定となっている。

「Speed Wi-Fi NEXT W01」のユーザーは、下り最大220Mbpsでの通信を利用できるエリアが一気に広がるので利便性が向上するはずだ。

なお、注意したいのは、キャリアアグリゲーションに対応したエリアは、「WiMAX」に関しては下り最大40Mbpsから下り最大13.3Mbpsへとスピードダウンすることだ。WiMAX 2+のキャリアアグリゲーション対応は、従来WiMAXが使っていた周波数帯の一部をWiMAX 2+に切り替えることで実現しているため、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーションに対応することは、イコールWiMAXの利用可能周波数帯が減ることを意味している。そのため、WiMAX 2+非対応機種を使っている方は、早めにWiMAX 2+対応機器に機種変更する方がいいだろう。

以前はWiMAXが10MHz幅3本、WiMAX 2+が20MHz幅1本でサービス提供していたものを、WiMAXが10MHz幅1本、WiMAX 2+が20MHz幅2本という構成に切り替えているのが、現在の作業、ということになる。

なお、同じ下り最大220Mbpsでも「4x4 MIMO」という技術は使える周波数帯の幅の限らず利用できるため、「Speed Wi-Fi NEXT WX01」の場合は、キャリアアグリゲーション非対応エリアでも下り最大220Mbpsでの通信が可能となっている。ではWX01の方が良いのか? と言えば一概にそうとは言えないのが複雑なところで、4x4 MIMOは4つのアンテナで同時通信することで高速を実現する技術なので、4つの電波を上手く掴まないと超高速が出にくい。一方、キャリアアグリゲーションは2つの周波数帯で同時通信するものなので、2つの周波数帯の電波が上手く入れば速度が出る。結局のところ、そのときにいる場所の電波状況次第ということになる。印象としてはピーク速度が出やすいのはW01だと思う。

【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/プレスリリース

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