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水田に通信機能付きのセンサを設置し、温度・湿度・水位等を計測、スマホで確認できる実証実験を、新潟市、ドコモ、ベジタリア、ウォーターセルが共同で実施

新潟市、NTTドコモ(以下、ドコモ)、ベジタリア、ウォーターセルは14日、稲作農業において生産性の向上と高付加価値化を推進することを目指した「革新的稲作営農管理システム実証プロジェクト」について、協定を締結したと発表した。

アプリと水田センサ

ドコモ、ベジタリア、ウォーターセルがそれぞれ分担し、この実証プロジェクトに取り組む。

このプロジェクトでは、新潟市の大規模農業の改革に取り組む稲作農業生産者に、水田センサ、そしてこのセンサと連動したクラウド型の水田管理システムを導入する。これらにより、日々の圃場管理の効率化がはかれるほか、省力化やコスト削減、収穫量増加、品質向上等に役立つ情報をスマートフォン等の端末で手軽に確認できるようになる。

水田センサでは、温度、湿度、水位、水温等のデータを計測できる上、通信モジュールが内蔵されているので、それらのデータを転送することもできる。自動計測されたデータをクラウド型システムで管理し、データはスマートフォン向けアプリ等で確認できる、ということになるようだ。

実施期間は5月14日から来年の3月末までで、新潟市の稲作農業生産社22者(13法人、9個人)が対象となる。

新潟市及び各社の役割は下記の通り。

<新潟市>
・大規模稲作農業生産農家への水田センサシステムの普及促進の支援

<ドコモ>
・水田センサと水田管理システムをつなぐ通信モジュールの提供
・通信エリアの電波状況確認に基づくコンサルティング

<ベジタリア>
・水田センサ、水田管理システムの開発
・水田管理システムの提供

<ウォーターセル>
・水田への各センサシステム等の機器設置および、メンテナンス
・ヘルプデスクの設置・運営
・クラウド型農業生産管理ツール「アグリノート」の提供

プロジェクト全体図

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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