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沖縄セルラーが決算発表。沖縄におけるauの2014年度の状況は? 総契約数は約63万件、スマホ浸透率54%、auスマートパス会員数24万人と好調

沖縄セルラー
沖縄県において「au」のサービスを展開する沖縄セルラー(沖縄セルラーについてはこちらのコラムを参照)は11日、2015年3月期(2014年4月から2015年3月)決算を発表した。

沖縄県の携帯電話市場で大きなシェアを誇るauだが、3月末でのau携帯電話サービスの総契約数は627,300件となっている。前年同期比3.5%増で、純増数は21,400件だ。もちろん、契約数イコール人数にはならないので、単純な話ではないものの、2014年10月1日の推計人口が約142万人の沖縄県なので、かなり多いことは分かる。

実際、「沖縄では2人に1人がau」と言われるほどの、約50%のシェアを持っているという。

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2014年4月から2015年3月末までのau携帯電話の総販売数は189,500台で、前年同期比では3.0%減とはなっているが、営業収益595億8500万円、営業利益103億3100万円と増収増益で、14期連続増配を予定している。

業績(※クリックして拡大)

沖縄のauにおけるスマートフォンの浸透率の推移を見ると、微増を続けており、3月末時点で54%に達している。スマートフォンのうち、3GスマートフォンとLTE対応スマートフォンの内訳を見ると、徐々にLTE率が高まり、現在ではほとんどがLTEスマートフォンとなっている。

スマートフォン浸透率(※クリックして拡大)

注目したいのはauスマートフォン向けのサービス「auスマートパス」の会員数だ。auの総契約数が約63万件のなか、auスマートパスの会員数が3月末時点で241,700人に達していることだ。新機種購入時に加入する方が多いとはいえ、解約者もいるはずなので、かなりの率に達していることが分かる。

「auスマートパス」等の状況(※クリックして拡大)

また、固定回線とau携帯電話(スマートフォン、フィーチャーフォン)をセットで使うことでau携帯電話側の料金が安くなる「auスマートバリュー」に冠しても、浸透率が22%と、au契約者の5人に1人が利用するレベルに達している。

電子マネーサービスの「au WALLET」も提供開始から11ヶ月で21万2,000件突破と好調だ。

沖縄セルラーは今後のモバイル通信におけるデータ量増大に対応し、より快適な通信環境を提供するため、通信設備の増強を可能とする新たな通信局舎の建設にも着手している。この局舎「とみぐすくネットワークセンター」は総工費25億円で、2016年3月末に運用開始となる予定。


また、地域協力の一環として、沖縄県内のauショップ全82店舗が「子ども110番の家」となり、全店舗にAED(自動体外式除細動器)も配備されている。

【情報元、参考リンク】
沖縄セルラー/2015年3月期決算プレゼンテーション資料(PDF)
せう先生のスマホ講座 第7回:auは沖縄県だけ特別!?「沖縄セルラー電話」ってどんな会社?

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