KDDI、「ブラウザ同期技術」を活用し、メール設定などブラウザ上の作業を遠隔支援するリモートサポートのトライアル実施結果を報告

KDDI、KDDI研究所は17日、「ブラウザ同期技術」を活用したトライアルの実施結果を報告した。ブラウザ同期技術とは、スマートフォン向けのリモートサポートを実用化するためにKDDI研究所が2010年に開発した技術で、離れたユーザー同士のウェブブラウザの表示画面を同期し、オペレーターがユーザーのブラウザ操作を支援する技術。

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オペレーターがユーザーの端末内のブラウザと同じ表示画面を確認できるため、遠隔でのサポートがしやすい。さらには、ウェブブラウザを利用しているため、機種やOSに依存せず、専用のアプリも必要としない、という特徴もある。

トライアルは今年の4月28日から5月20日に実施された。

実施内容は、ユーザーがブラウザ上で行う設定作業（スマートフォンのEメール初期設定、迷惑メールフィルタ設定、au IDパスワード設定）をauお客さまセンターのオペレーターが遠隔で支援する、というもの。

結果、auお客さまセンターに問い合わせが来た設定関連の入電のうち、45.6％が支援対象作業であり、多くのユーザーに利用してもらうことができたという。また、トライアル後のアンケートでは、94％のユーザーから「次回も利用したい」との回答を得たということだ。

なお、トライアルの結果を踏まえ、想定外の動作によってブラウザの同期が切れた場合に円滑に復帰する機能など、「ブラウザ同期技術」の品質改善にも取り組んでいるという。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース